中学受験には発想力が大切だと言う人が、これは全く中学受験を知らない人です。
確かに、発想力が必要になる問題もあります。
ただ、発想が必要な問題でも、ほとんどの場合は誘導がついています。
ひたすら、発想だけの問題なんて中学受験では必要ないし、解けなくて構いません。
発想勝負や高度な思考力がひつようなのは算数オリンピックとかです。
※もちろん、算数オリンピック特有の問題はあるので対策はありますが‥‥
中学受験で大切なのは、試行錯誤することです。
試行錯誤したうえで、思考力、発想力を鍛えていきます。
先日、紹介させていただいた
AB×C=DE
A~Eはすべて異なる一桁の奇数の整数とする。
A~Eを求めよ。
奇数は1,3,5,7,9なのでAB×C=DEは120通りあります。
これも最初は試行錯誤して1つ1つ当てはめていくぐらいがいいです。
鉛筆を動かさないのが最悪のパターンです。
試行錯誤していくうちに
C=1だったら、AB×1=ABになるからダメ!
C=3だったら、DEも2桁だからAが5,7,9はだめA=1決定、悪くない
C=5だったら、Bも奇数だからAB×5=D5になるからダメ!
C=7だったら、DEも2桁だからAB=13以外ないけど、DE=91でAとEが1になる からダメ!
C=9だったら、DEも2桁だからABは存在しないからだめ!
C=3、A=1が決定!
Bが5だとEも5になるから、Bは7か9
そしてBに7と9を当てはめる。
17×3=51・・・AとEが1になるからダメ!
19×3=57・・・OK
ちなみに中学入試で出題された試行錯誤+発想問題がこちら
3、4、7、8を1回ずつ使ってたし算、引き算、かけ算、わり算を組み合わせて(使わないものがあっても良い)1~10までを作れ(カッコは自由に使ってよい。数字の順番は問わない)。
数字の順番も、+、-、×、÷もかっこも自由に使ってよいとなると組み合わせは無限。5分いないで解けた人みたことないです。
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