あのですね・・・・・・
難しい問題を難しく教えることができる人は、世の中に多くいます。
要は、頭の良い方と言えばいいんでしょうか。
簡単な問題を難しく教えることが最悪です。
何かを教える者は、難しいことを、簡単な話にして説明するのです!
先週、ようやくSの5年生が仕事算を完璧に理解できたので、嬉しく思っていたのですが、
また、全く分からなくなっていました。ガラガラガッシャンです。
この問題で
問題!
A君なら36日で、S君なら45日で仕上げる仕事があります。この仕事を2人でいっしょに始めましたが、とちゅうでS君が休んだため、この仕事を仕上げるのに24日かかりました。S君は何日休んだのでしょうか。
仕事算が苦手の受験生にとって最悪の解答例を示します。
私の生徒が書きとっていたノートそのままです。
A君が一日にする仕事は、
1÷36=1/36??????
S君が一日にする仕事は、
1÷45=1/45???????
A君とS君が1日する仕事は
1/36+1/45=1/20?????
からの
1/20×24-1=1/5・・・・・この辺からは算数の苦手の子にとっては意味不明なはず
1/5÷(1/20-1/45)=9日(答え)
生徒の反応(; ̄ェ ̄)
私が中学受験生なら、全然意味わからいから最初から説明してください!と、言えます。
まずは「仕事」って何よ!?って話です
私は基本的に「仕事」とは鶴を折ること!にしてます。
「私、鶴折れなーい」って子には、じゃあ、○○さんは本見ながらだから、1時間で1羽だね
って、そこは流します。
そして、とりあえず鶴を何羽折ることにする?何羽でもいいんだけど、
36と45で割り切れたほうが気持ちがいいから、36日と45日の最小公倍数で折り鶴の個数は180羽と置こう!といいます。仕事算の本質です。
全体の仕事量を①としか置けない先生は偽物です。生徒によって教え方を変えるのがプロです。
すると、180羽の折り鶴を36日で折る子は、1日5羽を折っています。
180÷36=5羽
180羽の折り鶴を45日で折る子は1日で4羽折るのです。
180÷45=4羽
二人合わせてると1日9羽
5+4=9羽
ここから、受験生には何十回も繰り返し伝えるのですが、総量(ここで言うと24日)が分かっているけれど、それぞれ(ここで言うとA君とS君が一緒に仕事をした日とA君だけが仕事をした日)が分からない場合は、必ずつるかめ算なんです!
最後に言いたいことは、ある一定のレベルまでは、受験生が理解出来ないのは講師の責任ということです。
御子息の責任ではありません。
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