2017年9月3日四谷大塚組み分けテストでも社会あるある出題ミスが起こっています。

 

3⃣問2 国会の仕事として正しくないものを選びなさい。

 

ア、条約を締結する

イ、国政を調査する

ウ、弾劾裁判を行う

エ、内閣不信任を決議する

 

この問題の答えはアの「条約を締結する」です。

 

なぜなら、「条約を締結する」は明らかに内閣の仕事だからです。憲法に書いてあります。

 

しかし、ウの「弾劾裁判を行う」も明らかに国会の仕事ではありません。

 

国会の仕事は弾劾裁判所の設置までです。

 

弾劾裁判を行うのはあくまで、弾劾裁判所です。国会の仕事とは全く異なることです。

 

出題ミスをミスだと気づかないことは中学入試では稀に見られることです。

 

もし、入試で、国会の仕事として弾劾裁判とあれば、〇か×かの選択は難しくなります。もちろん本当は×です。

 

ですが、出題者は〇と思っている場合、答えは〇なのです。

 

今まで、国会の仕事として「弾劾裁判」を挙げ、正解としている入試問題、模試をいくつも見てきました。

 

出題ミスは模試の場合(採点前)は、こっそり連絡するとその問題は全て正解になります。

 

しかし、中学入試となるとそうもいかなくなります。

 

内閣の仕事をしっかり覚え、「弾劾裁判を行う」には目をつむるしかないかも・・・・と思う今日この頃です。