京都で遭難しかけました | 主夫ライター 突破口の生活

京都で遭難しかけました

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「競争激化の中で”決まる提案”の極意」セミナー

100年に一度の恐慌が来るなんて言われてますが、ぼくの周りの人は、なぜか100年に一度のチャンスなんて言っています。

いろいろと理由はありますが、提案力のある人なんかも、本当にチャンスだと思います。

自分のやりたい仕事をやり、お客様にも喜ばれ、部下もやる気になってくれたら ― いいとは思いませんか?

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2月2日(月) 曇り

朝から、京都へ事例取材に行きました。

9時半の東京発ののぞみに乗りました。東京駅に着いたのは9時過ぎだったので、新幹線構内のファーストフード店で朝食を取りました。そのとき紙ナプキンを2枚もらったので、1枚はポケットに入れておきました。これが、後々役に立とうとは・・・…。

取材先は、アパレル関係でした。いろいろかんがえておられるんですね。話を伺って、感動しました。いい記事にしたいと思います。

取材は15時ちょうどに終わったので、すこし京都をぶらぶらしてから帰ることにしました。

久しぶりに将軍塚へ行きたかった。将軍塚は、坂上田村麻呂と関係があるのかないのかもう一つはっきりしないのですが、とりあえず京都市街が一望できる場所です。夜景がきれいなデートスポットであります。

天候が今一つなので、どうかなあと思いましたが、次はいついけるか分からないので、意を決して行くことにしました。

取材先は、四条寺町でした。ぼくは以前五条通りの近所に住んでいたので、そこを経由して五条通りでタクシーを拾うことにしました。

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1.京都南座。歌舞伎発祥の地です。四条通りをぶらぶら歩いて、鴨川を越えたところにあります。
最近、銀座の歌舞伎座の話題が良く出るので、撮ってみました。

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2.一銭洋食発祥の地だそうです。南座の四条通りをはさんだ反対側にありました。これも京都ということで撮ってみました。

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3.川端通りから一筋ぐらい東に入り、鴨川沿いをぶらぶら歩いていると、お茶屋がたくさんあります。舞妓さんも歩いていたけど、撮り損ねました。京都は、突然こんな通りが現れます。建仁寺の近所です。

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4.ぼくが昔良く行った銭湯。まだ残っていました!懐かしい。

京都も一時期より銭湯が減ってきていると聞いていたので、まだあるかなあと思っていましたが、このあたりは、古都保存法で内風呂を作るのに許可がいるので、まだまだ需要があるのでしょう。

ちなみに京都の銭湯は過当競争なので、サウナは普通にあります。薬湯、電気風呂、ジェットシャワー、ジャグジーなんかも珍しくありません。料金は均一で、洗髪料なんかも取られませんでした(今は知りません)。

この辺は銭湯が少ないのですが、1回生のときに住んでいたあたりは、曜日ごとに違う銭湯に行けるぐらい銭湯がありました。

さっきのお茶屋街から徒歩数分で普通の町になります。

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5.その銭湯の近所のT字路。ここで原付に乗っていて、一旦停止不履行で切符を切られました(笑)。

ぼくは、京都で6回ぐらい切符を切られています。京都の思い出は、交通違反・・・

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6.ありました! ぼくの昔の下宿の大屋さんの家です。表札も昔のまま。

住んでいたのは、2回生のときだから、1984年です。25年前!

大学のサークルの先輩の実家なんです。お母さんが大屋さんだったんだけど、当時でも60歳近かった記憶が。お会いしませんでしたが、生きていれば80過ぎのはずです。

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先輩の実家の玄関は通らず、この赤で囲ったところから出入りしてました。一軒挟んで存在する路地なのだけど、この奥は先輩の実家の敷地だったのです。

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通りはこんな感じ。関西ぽいといえば関西ぽい。大阪なんかも市内はこういう風情です。

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7.近所にあったラーメン屋。夜中に腹が減ったときに、たまに行ってました。

正直、感心しない味だったんです。京都はうまいラーメン屋がたくさんありますから。なので、残っていてびっくりしました。

でも、いつ行っても、そこそこ客が入っていましたから、地元では支持されているのでしょう。他で食べたことのない味ですので、試しに行ってみたら?

ここでタクシーを拾って、将軍塚まで乗りました。たまたま来たのがMKタクシー。安い!

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8.東山山頂公園、通称将軍塚からの景色です。天気よければ、大文字の送り火をやる山がすべてくっきり見えます。

将軍塚というのは、本当はもう少し奥まったところにあるのですが、将軍塚といえばみんなここだと思っています。

赤く囲んだところが、京都タワーと東本願寺です。このサイズでは、かなり目を凝らさないと見えませんね。

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山頂公園のトイレです。昔はこんなにきれいじゃなかったよなあ。花を生けたり、雑貨がおいてあったりしたので、思わず撮ってしまいました。

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同じく山頂公園に住みついているネコ。コユキに少し似ていますが、体格は一回り以上大きい。

さて、山頂公園から清水寺に歩いて降りていけるということは昔から知っていました。

学生時代は、夜景を見に車で来ていたので、清水寺まで歩いて降りた経験がありません。なので、今日こそはと思い、山頂公園のそばの茶店で道を聞きました。

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9.こんな道を行くんだそうです。茶店のおじさんの話では、10分程度で行けるとのこと。このとき16時を少し回ったところでした。

清水寺の拝観時間は、確か17時まで。余裕だぜと思いました。

スーツにコートを着て、キャスター付きのバッグを持って、革靴で歩くところではないとは思いましたが、10分なら何とかなるでしょう。幸い、道はぬかるんではいません。


ところが・・・


途中、少し広い道に行き当たったので、おお、ここかと思いました。しかし、ものすごく分かりづらい清水寺への標識がありました。道らしきものが3本あり、どれを指しているのか、まったく分かりませんでした。

いずれにしろ、今のカッコではきつそうですが、戻る気にはなれませんでした。

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10.最初に選んだ道がこれ。10分ぐらい歩いたでしょうか・・・

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11.あちゃあ・・・。護国神社の裏に出ちゃったぞ。しかも通れません。このフェンスをまたぐ勇気もなかったので、引き返しました。

引き返すときに「遭難」の二文字が頭を占領しました。どれも道に見えるんですよ。正しく引き返せればいいのですが、そうならなかったら・・・

しかし、うまく引き返すことができました。残り2本です。ままよと選んだほうも・・・

結局崖で行き止まりになってしまいました。崖の下には何もない感じでした。

またもや「遭難」の2文字が。しかし、なんとか引き返すことができました。

さすがに今度は、山頂公園まで引き返そうかとも思いました。あそこまで引き返せば舗装された道路があり、それを下れば、蹴上のほうに出られます。

迷いに迷って、あと1本なんだから行くことにしました。二度あることは三度あるということわざが、今度はよぎりましたが、こんなところで遭難するぐらいなら自分の運もここまでと、開き直りました。


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12.で、ようやく。着きました!清水寺の裏門です。薄暗くなりつつあり、右側の通用門が開いているのかどうなのか、最後までドキドキしました。

閉門午後五時半。ぼくが着いたのは、17時5分前ぐらいでした。危なかった!

いやあ、でも遭難しなくて本当に良かった。途中でお地蔵さんを拝んだおかげかもしれません。

山をなめてはいけません。

それにしても期せずしていい汗をかきました。結局1時間近く歩きましたからね。


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13.裏門から入ると、すぐに地主(じしゅ)神社があります。

いいですねえ、この関西ノリ! 金ぴかのウサギですよ。白兎じゃなかったのか??? 大国主命もなんとなく某お笑い芸人に似ています。

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14.清水寺から見た京都。京都タワーがくっきり見えます。だいぶ降りてきたことが分かります。

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ご存知、清水の舞台。

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清水の舞台を下から撮った写真。

清水の舞台は何で有名か知っていますか?

そう、釘を一本も使っていないんです。で、この高さです。すごい!

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15.せっかく、清水まで来たので、家へのお土産に漬物を買いました。京都の漬物は最高ですが、駅で買うと種類が少ないんですよね。

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16.ご存知のおたべ人形です。かわいい♪清水は八つ橋の店も立ち並んでるんです。

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17.清水の山門からまっすぐに降りているのは松原通り。

観光京都のイメージは、ここと嵐山ですね。

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18.松原通りから横にそれるのが三年坂。八坂、知恩院方面への近道です。

この近所にタクシー乗り場があるので、そこから京都駅まで乗りました。

タクシーに乗る前に、ズボンの裾の汚れが気になったのですが、そこで今朝ポケットにいれた紙ナプキンのことを思い出したのでした。ようやく冒頭の伏線が解消されました(笑)


さて、京都の地理に不案内な方のために地図をつけました。番号は本文と対応しています。

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11番なんかを見ていると、見事に道に迷っているのが分かりますね・・・

ぼくは地図を持たずに行ったのでした。山歩きをするときには、ありえない話です・・・。良い子のみなさんは、決して真似をしないように。

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