本物の人間になりたいと思わせてくれた方 | 主夫ライター 突破口の生活

本物の人間になりたいと思わせてくれた方

10月31日(金) 晴れ

翌1日に、IT事例を書きたいIT初心者のためのセミナーの講師としてお招きいただいているので、ぎりぎりながらレジュメを作成した。

女性ばかり12人来るという。多くの男性にはうれしいことかもしれないが、ぼくにはトラウマがある。

小学校のときのぼくは、実に落ち着きのない子供で、授業中騒いでばかりいた。小学校の授業が簡単なので、つまらなかったからだ(←えらそうなガキだ)。

今はどうかしらないが、当時は班というものがあり、給食の時間になると机を前後6人くっつけて一緒に食べたりしたものだった。

ぼくがあまりに騒がしいので、担任が一計を案じた。周囲を女子ばかりにしたのだ。給食も女子5人とぼく1人で食べる。授業中騒ぎたくても、周りが女子ばかりなので、騒げない。

担任の作戦は大成功で、ぼくは1ヶ月ぐらいで音を上げて席替えしてもらった。それからはおとなしく授業に参加するようになったのだが、すっかり女性恐怖症になってしまい、今も少なからず尾を引いている。基本的に女性の目を見てしゃべれないのです。

なので、12人もの女性を相手にセミナーをし、その後懇親会まで出るというのは、ぼくにとっては命がけのことである。どうかうらやましがらないで欲しい。

レジュメは夕方までに完成し、弊社主催の吉見氏のセミナーに出かける。5回セミナーの2回目。

今回のは、若手ながら長年営業をし、東京のほとんどの有名営業コンサルタントのセミナーに出まくっているSさんが、「ヤバい」とアンケートに書いてくれた、伝説に残る内容だった。

返す返すも、5人しか集客できなかった自分がうらめしい。

出席しなかった日本中の営業が悔やめばいいとさえ思う。それは冗談としても、マジで今回出席していれば、ちょっと頭のいい人なら、数倍から数10倍の売上げが可能になるだろう。

吉見さんは温厚そうに見えるが、本当に恐ろしい人である。

なので、もっとキャラが立つようになることをいろいろと提案した。落語風、講談風、ケーシー高峰風、このどれでもいいからやって欲しい。また、休日に家族で参加したくなる営業セミナーというのも実現したい。

子供が言うのである。
「お父さん、ディズニーランドは飽きたから、ヨッシーの営業セミナーに行こうよ」

実現したい。

帰ってから、朝5時まで、セミナー告知文を書いて、仮眠を取った。


#起きてから、たいへんショックな情報をいただいた。

ぼくが信愛して止まない日本のマーケティングの第一人者、水口健次先生が、30日夕方に亡くなられたという。ショックです。これから日本は本当の意味で世界の経済をリードしていかないといけないとぼくは本気で考えています。その支柱ともいうべき方が亡くなってしまった。日本の大損失です。

最後にいただいたはがきは9月2日付けだった。

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(前略)
一辺人材育成に集中してごらんなさい。集中すれば、答えは、向こうからやってきます。
疲れないように。
勝負はこれから。これからよろしく。

水口健次
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「これからよろしく」って書いてあるじゃないですか。あんまりです・・・。

たった2回、4日間しかお会いできませんでしたが、先生のことは一生忘れません。短い期間に本当に多くのことを教えていただきました。人材育成しばらく粘り強くやります。天国から見守ってやってください。

ぼくは、福島正伸先生に出会って本物の人間とは何かを知り、水口健次先生と出会って本物の人間になりたいと思いました。

ご冥福をお祈りいたします。


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