■吉見範一氏がモデルのビジネス小説
解説編開始
!今回から3回にわたって小説の中に出てきた営業テクを解説します!
2008年10月17日(金) 晴れ
吉見さんの5日コースのセミナーの初日である。
印刷など準備をしながら、執筆も並行して進める。
会場に6時前に行った。いつもそのころに来ている吉見さんがいないので、ちょっと不安に。
不安な気持ちのまま、設営などをしていたら、久しぶりに「箱」に入ってしまった。
「箱」が分からない人は、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)を読むべし。
簡単に言うと、「人を人として見られなくなって、本当は良いことをしたい自分をどんどん裏切っていく状態」を「箱」に入っているというらしい。ただ、それだと分かりづらいことも多く(特に以下にあがる4種類の「箱」が解釈しづらい)、ぼくは勝手に、「自分のことばかり考えてしまって、非生産的になり、対人関係にも支障をきたしている状態」を「箱」に入ると解釈している。
なぜ、「箱」に入ってしまったかというと、36人入る部屋を予約したのに、結局5人しか参加者がいなかったから。ただ、会場に来る前は、そんなに気にしていなかった。広い部屋を見てしまってから、実感したのだった。
「箱」には4種類ある。優越・当然・体裁・劣等感。
例をあげる。
優越:こんなすばらしいセミナーを企画した俺って天才。申し込まなかったやつはアホだな。
当然:こんなすばらしいセミナーを企画したのに人が集まらないなんて、世の中間違っている。
体裁:こんなすばらしいセミナーに人が呼べないなんて、ちゃんと集客できる人や、参加者からみたら無能と思われるんじゃないだろうか。
劣等感:こんなすばらしいセミナーに人が呼べないなんて、オレって本当にダメなやつだ。もう死んだほうがマシ。吉見さんにも申し訳ないし、いっそ切腹しようか・・・
「箱」のイメージわかったでしょうか?いずれにしろ生産的でない心の持ちようである。
ぼくが入ってしまったのは、<体裁>2、<劣等感>8のミックス。さすがにこの状況で<優越>の「箱」に入るのは困難だ。じゃあ、たまにはこういう風に思うこともあるかというと、正直ない。<当然>については、ぼくは常に潔しとしない。だから、まあ劣等感とか、体裁に向かってしまうのだとも言えるが。
それでも、さすがは吉見さん。少人数を逆手にとって、いつもよりもっと濃いすごいセミナーを展開してくださいました。参加していただいた方々も極めて満足してくれたようである。感想がむちゃくちゃ熱かった。安すぎると書いてくださった方もいた。ぼくもそう思った。
ぼくもセミナーの様子を見ているうちに「箱」から抜け出すことができ、集客は失敗したといえ、こんなすばらしいセミナーを企画できて本当に良かったと思えたし、自分に対するプライドも取り戻せた。吉見さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。
参加してくださった方には、一生恩にきますと言った。本音である。
しばらくは、連続コースをやるのは、正直怖い。いろんなことを試して、自力をつけて、来年の冬には、値上げした上に抽選にしてみせると誓った。
懇親会、最幸!でした。
帰ってから、2時間ぐらい、雑用をして、起きてから執筆に集中できるようにして寝た。
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