やっぱり最高でした!吉見さんのセミナー | 主夫ライター 突破口の生活

やっぱり最高でした!吉見さんのセミナー

2008年9月30日(火) 雨時々曇り すっかり秋

目覚めが悪い。

コーチを受けたが、弱音しか出てこず、先に進まない。

9月は、目先の稼ぎのために時間をかけすぎた。そのためにジリ貧になっているのを実感している。

しかし、目先の稼ぎがないと立ち行かない。

完全な自転車操業だ。抜け出したいが優先順位が見えない。そんなジレンマである。

#書いている時点では見えてきたので、どうかご心配なく。

こういう日は、締め切りが迫っているなら別だが、読書することにしている。仕事をしても生産性がゼロに近いから。

山本周五郎の『青べか物語』を読んだ。数日前からあいている時間に読んでいた。本日読了。

山本周五郎という作家を自分なりに一言で規定すると、我々のような苦労知らず(あえてこう規定する)から見ると、理不尽とも思える環境の中で、そんなことを気にせず生きている人たちを描いて、感動を与えてくれる作家である。

青べか物語は、その面目躍如たる作品といえる。元気が出るというわけではないが、絶望からは救われるという感覚がある。それは泣かされることによってである。お涙ちょうだいではなく、尋常ではない、ほかの作家では味わえない感動があるからだ。

締めくくりに、ストリングベリーの章句が引用されている。

「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、この世は巡礼である」

身につまされた。

引き続き、姜尚中(Kang Sang-jung)の『悩む力』を読む。

悩みや苦悩を肯定する内容で、夏目漱石とマックス・ウエーバーを手がかりに、難解な哲学的な話を、実にわかりやすく書いてある。

悩んでいいんだと思った。


夜は、吉見さんのセミナー。

「成約率を10倍にする名刺交換」 というタイトルで、千円ポッキリでやった。

打ち合わせの時間がなく、研修内容も「ナイショ」というので、主催者としては正直不安だった。

2時間も名刺交換で話すことがあるのか?

「成約率10倍」なんていきおいで書いたけど、それだけの納得感があるのか?

ぼくら零細企業のセミナーは、毎回が真剣勝負で、千円だからしかたないなんて思わせたら、おしまいなのである。お客様の数がたとえ一人でもそれはいい。そのお客様が満足しなければ先はない。

どきどきものだったが、大成功。吉見さんのファンがまた増えた。

名刺交換を通じて、営業の本質が分かっているかどうかが透けて見えるのだと分かった。

名刺交換の目的はいろいろあろうが、少なくとも「自己PR」だなんて思ったら、失敗する。

もちろん、単なるセレモニーでもダメだ。

そのことを教えてもらった。

うれしかったのは、セミナー終了時に参加者がみんな笑顔だったこと。

本質が分かると迷いがなくなるので、元気になるのだ。

これが分かったことが、自分にとっては本日最大の収穫。

なお、アンケートでセミナーを何で知りましたかと尋ねたところ、圧倒的にメルマガと紹介だった。中にはBiz.IDの小説 と書いてくれた人もいた(これはうれしい)。しかし、ブログはゼロ!

というわけで、今回からブログにゴテゴテした案内を載せるのはやめることにした。読者も読みづらかろうとは、前から思ってはいたが、効果ゼロなので思い切ってやめる。


■法人営業向け「成約率を10倍にする名刺交換」セミナー
 ⇒ http://www.itbt.biz/event/20080930_Yoshimi.html

「紙芝居営業」の吉見範一さんがモデルの物語をこちらに連載中です。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0810/01/news012_2.html

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