貧乏暇なしとは本当ですな | 主夫ライター 突破口の生活

貧乏暇なしとは本当ですな

昨日から一生懸命原稿を書いてます。

まず、事例取材、3本。そのうち2本は来週中でもいいのだけど、来週も2本取材が入っているので、溜めるのが怖い。第一、書く暇がない。

それからBiz.IDの好評連載(自己調べ)を2回分。

あと、日経SYSTEMSの第2回分(11月号掲載予定)の初校。

これらを明日までに書くと約束しちゃったので。

だったら、金曜日に釣りなんか行くなという話ですが、ぼくは短期爆発型なのです。3日も家にこもりきりで原稿を書いてたら、よけいにできなさそうだったので、思い切って遊びに行っちゃったというわけです。

だったら、最初の2日で仕上げて、3日目に釣りに行けばいいという声も聞こえてきそう。でも、そんなことができる人間は、そもそも執筆なんかしないんです。というか、いいものは書けません。

すべて作家やライターというものは、火事場の馬鹿力で書いているものであって、計画的に毎日10枚とかいう人が、いいものを書いたなんて話は聞かない。唯一例外は、新聞小説ですが、これは毎日が火事場の馬鹿力なだけです。

ぼくが敬愛する浅田次郎先生だって、書き下ろしの約束は5年分溜まっていて、連載も抱えており、私事都合でカレンダーが真っ赤なのに、原稿用紙3000枚分のゲラを渡されて、どこから手をつけていいか分からないくなったので、しかたなく出版社主催のパーティーに出かけてしまったと、エッセイに書いておられました。

これに比べたらかわいいもんですが、まあ窮地に近いのは変わりありません。

こういう状態で、今月末には脱稿しますと言っている書き下ろしもあるし。

さて、こう書くと、儲かってると誤解している方もいるかもしれません。

それが、決して儲かっていないのです。お金のことだけ言えば、絶対サラリーマンの方がいいですよ。しかも20代に負けてるだろうなあ。

正直、執筆だけで食える人は、ひと握りです。

でもね、こういう状況は結構楽しいですし、恵まれている気さえ最近はしてきました。

いきなりデビュー作がベストセラーになり、その後も売れ続けている村上龍みたいな人は例外中の例外です。多くの良い作品を残している人たちは、みんな貧乏暇なし状態をくぐりぬけて、そろそろ楽しくなってきた頃にブレークするようです。

まあ、お勧めできることではありませんが、なんとかなると思ってやってたら、なんとかなるもののようです。

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