人生の転機
二日ほどお休みしました。
SHIPという会社が主催する「マーケティング戦略塾」という合宿セミナ ーに参加していました。
以前、自分のメルマガで取り上げた『ハーレーだけがなぜ売れるのか』 という本の著者、水口健次先生が講師です。
http://archive.mag2.com/0000260566/20080324090000000.html
あまりに感銘を受けたので、知人に無理を言って、水口先生とお会 いできる機会をセッティングしてもらったのです。
思っていた通りのすばらしい人でした。
セミナー自体もすばらしいと思っていたのですが、当初はお会いし たいと思っていただけなので、あまり真剣味はありませんでした。
参加されていたのは、リフォーム業界の方々でした。きちんと従業員を雇っている社長と腹心の部下の集まりです。
ぼくのようななん ちゃって社長とは違います。 本気で経営理念を作り、本気で社内に浸透させ、本気でお客様に喜 んでいただくことで、利益を出そうという人たちばかりです。
セミナーの内容が内容だけに、売上や利益の数値目標もありました。 数字には暗くないほうなので、経営は決して楽ではないというのも 分かります。建築業なので、運転資金がこげつくタイミングもあるかと思われました。
自転車操業ではないけれど、ときどきは暗い気持になる ― そん な感じを受けました。
でも、みなさん確信しているんですね。
従業員と顧客の満足や支持 さえあれば、いくら苦しいときがあっても必ず乗り越えられると。 そのための理念なんです。理念がなければ、くじけてしまう。
水口先生は、日本のマーケッティング理論では第一人者だと思います。
論文集もありますし、今でも最新のマーケティング理論の本が 出れば、すべて目を通されています。
現場経験も豊富なんです。単なる学者とは違います。つい最近健康 上の理由で契約解除するまで、名前は言えませんが誰でも知ってい る飲料会社のコンサルタントをされていました。
その方が言うのです。われわれは周りに生かされてるだけだと。 特に新創業する場合は、会社の歴史(ぼくような浅いところだと自 分の実績しかありません)、顧客、従業員、この3つにしかパワーはもらえないと。
説得力があります。深い理論・洞察・経験と人間への愛情が同居し ています。
こういう先生のところに集まっている受講生ですから、みな意識も 意欲も高いのです。すごく真剣に経営のことを考えています。
ぼくは正直恥ずかしくなりました。
演習があります。流れは以下のようになります。
(1)SWOT分析による課題と戦略の抽出
(2)戦略達成のためのキーアクションの抽出とその期限と担当決め
(3)シナリオの作成(ドラマ・ステップと呼びます)
(1)は、事前課題で、それに対する水口先生のコメントがありました。
ぼくは、これでは食えんなと言われました。自分でも周囲の真剣さ に対して、自分の本気度不足が恥ずかしかったので、堪えたというより、これは真剣に成果物を作らないといけないぞと思いました。
SHIPの若いスタッフが、親身になって手伝ってくれました。我ながら、本気で考えるとこんな成果物ができるのかと感嘆しました。
2日目の午前は、成果物のプレゼンです。 もう少し自分がどういうコンサルタントなのかを明確にすることを急げとの指摘はいただきましたが、ずいぶんよくなった、可能性が見えてきたとの評価でした。
ぼくだけではありません。全員が全員1日目より2日目はずいぶん良くなったという評価でした。 意欲の高い人間が集まると、他の人の意欲に引っ張られて、全員が良くなるのです。
これは勉強になりました。こういう雰囲気を自分のセミナーでも打ち立てていければ高額化も可能だと思いました。
このセミナー自体は、単価と言う意味では決して安くありませんが、 世間にある同様のセミナーに比べると格安と言えます。桁1つ違う と言っていい。
これはSHIPが元々セミナー会社ではなく、リフォーム業者へのコンサルティングや宣材の販売(Webも含む)が収益源の会社であるか らです。このセミナーは顧客サービスに該当するのです(イベントと言ってもいい)。
ぼくだけが、異業種のITコンサルタントでしたが、ものすごい刺激になりました。そう言うとリフォーム業者の方々も刺激になったんだそうです。存在意義があったと思うと嬉しかった。
とにかく生の水口先生を拝めた上、期待をはるかに上回るお土産までもらえたセミナーでした。
主催しているSHIPの小松社長もすばらしいのです。
水口先生を呼べるということだけですごい。
それがなくてもスタッフを見ているだけでもすごい。二番手の取締役が30歳で、その他はみな20代です(小松社長はぼくより少し年上)。 しかも全員新卒採用。SHIPでだけ教育を受けたのです。そして全員素晴らしい。顧客対応とはどういうものか体に染み込んでいます。聞いた人は全員SHIPに就職できてよかったと言っていました。
しかし、最もすごいと思ったのは、これだけのクライアントを集めているということでした。本気で理念を追求している経営者が一堂に介しているなんて経験はまずできません。
水口先生にしびれにいったら、それだけでなく小松さんにもしびれてしまった。 とにもかくにも、自分にとっては転機になるセミナーでした。
あの場にいた人全員に感謝しております(これは、プレゼンのとき にも言いました)。
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この男の事業にも関心を持った方は、こちらへ
→ 新しいタイプの経営改善の専門コンサルタント ITブレークスルー
SHIPという会社が主催する「マーケティング戦略塾」という合宿セミナ ーに参加していました。
以前、自分のメルマガで取り上げた『ハーレーだけがなぜ売れるのか』 という本の著者、水口健次先生が講師です。
http://archive.mag2.com/0000260566/20080324090000000.html
あまりに感銘を受けたので、知人に無理を言って、水口先生とお会 いできる機会をセッティングしてもらったのです。
思っていた通りのすばらしい人でした。
セミナー自体もすばらしいと思っていたのですが、当初はお会いし たいと思っていただけなので、あまり真剣味はありませんでした。
参加されていたのは、リフォーム業界の方々でした。きちんと従業員を雇っている社長と腹心の部下の集まりです。
ぼくのようななん ちゃって社長とは違います。 本気で経営理念を作り、本気で社内に浸透させ、本気でお客様に喜 んでいただくことで、利益を出そうという人たちばかりです。
セミナーの内容が内容だけに、売上や利益の数値目標もありました。 数字には暗くないほうなので、経営は決して楽ではないというのも 分かります。建築業なので、運転資金がこげつくタイミングもあるかと思われました。
自転車操業ではないけれど、ときどきは暗い気持になる ― そん な感じを受けました。
でも、みなさん確信しているんですね。
従業員と顧客の満足や支持 さえあれば、いくら苦しいときがあっても必ず乗り越えられると。 そのための理念なんです。理念がなければ、くじけてしまう。
水口先生は、日本のマーケッティング理論では第一人者だと思います。
論文集もありますし、今でも最新のマーケティング理論の本が 出れば、すべて目を通されています。
現場経験も豊富なんです。単なる学者とは違います。つい最近健康 上の理由で契約解除するまで、名前は言えませんが誰でも知ってい る飲料会社のコンサルタントをされていました。
その方が言うのです。われわれは周りに生かされてるだけだと。 特に新創業する場合は、会社の歴史(ぼくような浅いところだと自 分の実績しかありません)、顧客、従業員、この3つにしかパワーはもらえないと。
説得力があります。深い理論・洞察・経験と人間への愛情が同居し ています。
こういう先生のところに集まっている受講生ですから、みな意識も 意欲も高いのです。すごく真剣に経営のことを考えています。
ぼくは正直恥ずかしくなりました。
演習があります。流れは以下のようになります。
(1)SWOT分析による課題と戦略の抽出
(2)戦略達成のためのキーアクションの抽出とその期限と担当決め
(3)シナリオの作成(ドラマ・ステップと呼びます)
(1)は、事前課題で、それに対する水口先生のコメントがありました。
ぼくは、これでは食えんなと言われました。自分でも周囲の真剣さ に対して、自分の本気度不足が恥ずかしかったので、堪えたというより、これは真剣に成果物を作らないといけないぞと思いました。
SHIPの若いスタッフが、親身になって手伝ってくれました。我ながら、本気で考えるとこんな成果物ができるのかと感嘆しました。
2日目の午前は、成果物のプレゼンです。 もう少し自分がどういうコンサルタントなのかを明確にすることを急げとの指摘はいただきましたが、ずいぶんよくなった、可能性が見えてきたとの評価でした。
ぼくだけではありません。全員が全員1日目より2日目はずいぶん良くなったという評価でした。 意欲の高い人間が集まると、他の人の意欲に引っ張られて、全員が良くなるのです。
これは勉強になりました。こういう雰囲気を自分のセミナーでも打ち立てていければ高額化も可能だと思いました。
このセミナー自体は、単価と言う意味では決して安くありませんが、 世間にある同様のセミナーに比べると格安と言えます。桁1つ違う と言っていい。
これはSHIPが元々セミナー会社ではなく、リフォーム業者へのコンサルティングや宣材の販売(Webも含む)が収益源の会社であるか らです。このセミナーは顧客サービスに該当するのです(イベントと言ってもいい)。
ぼくだけが、異業種のITコンサルタントでしたが、ものすごい刺激になりました。そう言うとリフォーム業者の方々も刺激になったんだそうです。存在意義があったと思うと嬉しかった。
とにかく生の水口先生を拝めた上、期待をはるかに上回るお土産までもらえたセミナーでした。
主催しているSHIPの小松社長もすばらしいのです。
水口先生を呼べるということだけですごい。
それがなくてもスタッフを見ているだけでもすごい。二番手の取締役が30歳で、その他はみな20代です(小松社長はぼくより少し年上)。 しかも全員新卒採用。SHIPでだけ教育を受けたのです。そして全員素晴らしい。顧客対応とはどういうものか体に染み込んでいます。聞いた人は全員SHIPに就職できてよかったと言っていました。
しかし、最もすごいと思ったのは、これだけのクライアントを集めているということでした。本気で理念を追求している経営者が一堂に介しているなんて経験はまずできません。
水口先生にしびれにいったら、それだけでなく小松さんにもしびれてしまった。 とにもかくにも、自分にとっては転機になるセミナーでした。
あの場にいた人全員に感謝しております(これは、プレゼンのとき にも言いました)。
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