浮世の諸事を“リスクマネジメント”の視点で斬る!【脇 康彦のブログ】

浮世の諸事を“リスクマネジメント”の視点で斬る!【脇 康彦のブログ】

"読むだけでリスク感覚がついてくる!"→世の出来事を「リスクマネジメント」の視点で考える!

Amebaでブログを始めよう!
恒例の検索ワードのまとめ。

今月も『パワハラ・言葉』系で94%超。

問題は根深い・・・。


ところで
先月号の“Sさん”の話のつづきです。
☞(月間 検索ワード2月)

モラルハラスメントをする“Sさん”がいることによって
どのような弊害があるのかについて
少し考えてみたいと思います。

① 同僚のヤル気が失われる
Sさんは、“自分より下”と判断した人には「見下した態度」をとる。
特に、Sさんと「二人一組」になったときは酷い。
たとえ相手が「新人」であっても容赦はありません。

大抵は黙ってハイハイと言ってその場をやり過ごす
「大人の対応」ができる人が多いのですが
そもそもそのような人と仕事をしていても
ヤル気なんか出るはずもありませんし
傍で見ている人にとっても気分はよくない。
さらには
皆でSさんの悪口を陰で言うようになり
職場の雰囲気は頗る(すこぶる)良くありません。

挙句の果てには
現場でSさんと口論になり、途中で帰ってしまう人や
入社早々に辞めてしまう人が出る始末。

これでは
Sさんと「二人一組」にできる相手が限られてくるので
現場のリーダーも仕事の段取りが組めない。

リーダーもさすがにこれには頭を抱えていました。


② 親事業者の心証が悪くなる
仕事を依頼する会社(親事業者)は、自社の社員に対して
定期的に「職場におけるメンタルヘルス・チェック」を行っていました。

メンタルヘルスに関するプログラムが運用されるには
その前提として
メンタルヘルスが損なわれる原因やその予防策そして対応策が
社内で共有されていなければならい。

「職場におけるメンタルヘルス」が損なわれる原因のうち、
最も比重が大きいものが「職場におけるイジメや嫌がらせ」ですから
当然それは
“やってはいけないこと”として周知されているはずです。

つまり、親事業者では
「ハラスメント行為が禁止されている」ことに他ならない。

下請事業者は
親事業者の職場に“おじゃまして”、“仕事をさせていただく立場”である以上
親事業者の職場が禁じていることに関しては当然に
準拠することが求められるでしょう。
はらば
いくら下請事業者の社員同士の問題であっても
よその会社の現場でのハラスメント行為はNGでしょう。

なにせ
「出入り業者の社員が、親事業者の職場の雰囲気を悪くしてしまう」
という事態になりかねない。

すると親事業者は
「陰湿な人間を送り込んでくる下請業者なんか“使いたくない”」
と思うに違いない。

つまりこれは
内輪のハラスメント問題が、「会社の信用」を損ねる瞬間です。


そもそも
下請事業者といえども事業体として独立した存在ですから
親事業者に言われずとも
“独立して”自社の社員に対するハラスメント対策を行うべきです。

なのにそこら辺の手当てをしない無いまま
よそ様の現場に人を送り出すなどということは
会社の信用上、まことにもって危険極まりないことだといえます。

----------------------------------------------
以上、Sさんをダシにしてダラダラと書きましたが
どこにでもあるイジメや嫌がらせの問題が
「会社そのものの信用に影響する」という“リスク”の話でした。

実際、
私がSさんにやり込められている状況を目撃した“親事業者の社員”の方は
我々のリーダーに対してSさんを指導するよう忠告してくれました。
つまり
親事業者から見ても、目に余るほどの有り様だったに違いない。
これによって
その後Sさんはリーダーから叱責(?)されたのか、
少しだけおとなしくはなりました。
(でも30分もすると、また元のSさんに戻ってましたが・・・)


今月も、
多くの方にご覧いただきまことに厚く御礼を申し上げます。