小学2年の担任の先生は本当に素晴らしい先生でした。
何もわからず、学校に来ると不安になってトイレに行きたがるお子さんがいたり
給食を食べられないことがいたり、
運動が苦手で体育の時間に泣いてしまう子もいる。
先生は「がんばって」というけれど無理にさせることはしなかった。
跳び箱では体格の良い女の子が思い切り飛ぶといつもお尻をぶって
恥ずかしい思いをしていた。
先生は飛べるまで何度も何度も
飛べない子のサポートをする。
偶然ポンと飛べたら「よし!できたよ!」「つぎは〇君だね」
と待ち構えて
「はいさ!」次は「〇ちゃん」・・・何度も何度も。
「もう、疲れて飛べない」
と弱音を吐くと
「うん。そうだね頑張ったもんね。先生も頑張って疲れたからちょっと休もうか?」といって休ませてくれた。
やらなきゃならないことだけど、
どこか苦痛じゃない体育の授業だった。
先生が大事にしたのは「根気」
ダメだと諦めるのではなく
出来なくても努力を続けること
出来ないことを責めるのではなく
出来ない人を支えること
出来ない人を見守ること
出来ないことはカッコよくないし 恥ずかしい。
運動会のビリやマラソンで一週も差がついたら恥ずかしい。
でもそれをかなぐり捨てて
自分が今頑張ってみるという勇気、
今回はダメだったけど
来年はもうちょっとだけ早くなれるように努力すること
それは、カッコいいし、素敵だ。
生きるという事は、そういう事。
日本人の良さは誠実で、勤勉で、頑張ることだと話していた。
戦争中、女学生だったから。
「戦争は何が辛かったかって ひもじくて辛かった。」
「負けてから、みんなで働いてやっとやっとここまでになったの。
生きるという事はふんばること、努力を続けること。
一番大事なものは命。
みんなの心です」
そう教えてくれた先生は、私たちを最後の教え子として退職した。
あの先生と出会ってから46年経過した。
天に旅立っていった先生に
私は思い出すたびに感謝している。
心を育ててくれてありがとうございました。