私の母が亡くなってからもう10年ほど。
医療ドラマを観ていたら
ふっと、母を看取った時を思い出した。
母の死亡宣告は、10時過ぎになっているが
実際は8時半過ぎなんだ。
末期ガンでもはや治療の余地が無くなり、自宅で最後を見守る事になって毎日通って介護をしてた。
同居の妹はナースで、私はただのホームヘルパー。
母の呼吸がおかしくなり急いで家族で駆けつけた。
もう1人の妹家族も到着して、もはや天を見つめながら必死に息をはぁはぁとするだけの状態、
この呼吸が止まったら、もう逝ってしまうのはわかった。
呼吸が弱くなり(´・_・`)
もう逝ってしまう💦
と思った時、頸動脈で脈をみてたのは私でした。
呼吸音がしなくなり、でも他の家族たちは気付いて無くて(;_;)
ナースの妹と目配せで頷きあい
私から「お母さん!お疲れ様」と一言。
いっせいにみんな泣き出した
私も、涙がぽろぽろ流れたけれど
部屋の片隅に隠れた。
実際には、私が死亡宣告をしたんだ。
8時半
呼んだ医師は全然来なくて
やっと10時過ぎてから来て
亡くなってから1時間か2時間位たってから
恭しく「何時何分云々……」と。
確かにね、医師の死亡証明が必要だし
書かなくちゃならないからなんだろうけど
多分、未だに私は引っかかってるんだろうな。
孤独死じゃないんだし!
医師がなかなか来ないからなのに
母の死亡時間テキトーじゃないの‼️
って……
私モヤモヤしてたまんま、その時の感情を引き出しにしまっただけなんだな。
ズレるのは仕方ない、でも2時間も遅れておいて
死亡宣告されたところで
事務作業だなぁ、と感じたんだよね。
もう、義父母含めて3人看取った。
実父もお迎えが来たら最後までちゃんと看取りたい。
けど、死亡宣告はもうしたくない