前回の本の紹介にコメントをいただいたので、幸せになるために自分はどのような考えをもっているか書きたいと思います。
幸せになるためには、幸せを感じる敏感な心をもたなくてはいけない。
幸せをたくさん感じる心をもっている人が幸せなんだと思います。
日常のほんの些細なことでも幸せを噛みしめる。
本人の考え次第なんだと思います。

例えば、雪がむちゃくちゃ降った。
ある人は、寒いし、電車遅れるし、濡れるし最悪やないかい!
と感じる。

でもある人は、
綺麗な雪景色やなあ。
子供と雪遊びできるぞ!
スキーできるな。とワクワクを感じる。
同じ体験でも正反対なわけです。

今日もいい仕事できたなあ。
お客様のいい笑顔見れたなあ。
嫁の作った晩御飯がおいしいなあ。
子供が元気で保育園行ってる、幸せだなあ。
などなど、日常には幸せが溢れているわけです。
それを感じる事ができるかどうか。

幸せを遠い未来におく人もいます。
もっと~があったら幸せだ。というように。
もっとお金があったら。
かわいい彼女がいたら。
自分がもっと活かせる仕事ができたら。

でも、この「~たら」は、それを手に入れるまでは準備期間になり、それまでは幸せじゃなくなってしまいます。

もしくは、志半ばに死んでしまったとしたら、その人の人生は幸せではなくなってしまう。

人それぞれ幸せの形は違いますが、幸せになる事を遠い未来におくよりも、日常生活に見出した方がいいのではないでしょうか?

それじゃあ、どうやったら幸せになる心を育めるのか?
日常生活に幸せを見出す事ができるのか?

これはもう、人生経験しかないように思います。
10代や20代は難しいのではないかと思うんです。

いろいろな人と出会い、仕事をし、家族をもち、子供を育てる。

そうすると、沢山の人に助けられる。
親のありがたみがわかる。

自分はひとりの力で生きているのではない。沢山の助けと愛情でここまで来た。周りに生かされているんだと感じないわけにはいかない。

そして、30代ぐらいから親、親戚、人によっては友人が亡くなったりする。

自分もいつ死ぬかわからない。
明日かもしれない。
生きている事その事に感謝の気持ちが出てくる。

そういう沢山の複雑な想いがあるから、今生きている毎日に感謝せずにはいられないわけです。

だから、晩御飯がうまいだけでも幸せになれる。

有名な人の自己啓発本なんかに、頻繁に「感謝しなさい」と書いてあるけれど、あれは感謝しなさいではなく、感謝せずにはいられないような人生経験を積み、生きていることだけにも感謝できるような人間になりなさいってことなんですよね。

僕らには雨がしのげる家と、少しのお金と少しの友人がいれば充分じゃないでしょうか。



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