大場満郎という冒険家がいます。

北極海単独徒歩横断と南極大陸単独徒歩横断をやり遂げ、
世界で初めて、両極単独歩行横断を果たした人物です。




私の故郷の山形県出身の冒険家で、

山形県が世界に誇れる人物だと思っています。
彼は著書を何冊か出していて、私もその本を読んで刺激を受けました。




もしかしたら、彼の著書を読んでいなかったら

タイには来ていなかったかもしれません。




なぜ、彼にそこまで影響を受けたのか?
それは、大場さんの生き方にとてもしびれたんですね。




彼の家は、お金持ちでもなければ、冒険家の家でもない。
昔から続く農家の家だったんです。




そんな農家の家ですから、もちろん後を継ぐのが当たり前です。
山形の田舎だから、考え方も古い。
普通の人なら、何の疑問も持たずに、家を継いで農家になっているはず。




でも、大場さんはそういう考えが納得いかなかった。
だからそんな状況から、

「笑って死ねる人生がいい!」と目覚めて家を飛び出すわけです。
そして、数々の偉業を成し遂げていくわけです。



笑って死ねる人生がいい

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若かった僕はしびれました。
山形の田舎から世界に羽ばたいている人がいる。



僕の家も農家だ。考え方も古い。
そんな状況に生まれていても、

大場さんは自分の生きる道を他人に渡さずに生きた。




それなら僕にもできるんじゃないのか?

大場さんのように生きてもいいんじゃないか?
そう思えた、そして自分も動いた。




今思い返してみると、

やっぱりこの本と出会ってなかったら、タイには来ていないですね。




世の中には、

「冒険をする事は馬鹿のやる事である。」とか、
「冒険?
何を甘っちょろい事を言っているんだ。現実の生活を見ろ。」

という人もいます。



ここで言っている冒険と言うのは、

北極や南極に行くという事だけではなく、

いろいろなチャレンジの事についても含んでいます。




でも、そういう戒めの言葉を言われたとしても、
どうしても未知の世界の興味に惹かれ、リスクがあり、

それについて賛同してくれる人がほとんどいないにもかかわらず、
自分の気持ちには嘘がつけず、それを抑える事ができず、

やむにやまれず行ってしまうのが本当の冒険なのではないでしょうか。




「ワクワクするからやる」とか、「面白そうだから」

というポジティブな理由だけではなくて、

「これしか道はない」、「これ以外にどれを選べって言うんだ?」

というような、なんともいえず、切羽詰った、切実で、切ないもの。

そんなものが、裏に潜んでいるのが冒険のような気がします。




実は、今日1月10日は、大場満郎さんの59歳の誕生日です。
偶然誕生日を見たら、今日だったんです。

なんでこの記事を書こうと思ったんだろう、不思議です。




私が呼んでいるメルマガに

コチラも冒険家であり写真家の星野道夫さんの言葉が載っていました。




「点数が足りないだけで、
  一年浪人することはとても考えられない。
   僕はもうアラスカに行く事を決めている」
    ~星野道夫~ 写真家、探検家、詩人




アラスカに魅せられた星野さんは、

アラスカに行く事を心に決め1978年アラスカ大学を受験。
しかし、試験では合格点を30点も下回り不合格。




そこで、上記の言葉をアラスカの学長に直談判して、

見事、野生動物管理学部に入学したそうです。




けしからんという意見もあろうかとは思います。

でも、学ぶべき事はあります。




自分に都合のいいように、

人生をいい意味でねじ曲げて自分の所にたぐり寄せてくる。
この、パワーは見習うべきではないでしょうか。




冒険家の人の文章や言葉は、

極限の状況で、自然とぶつかり合い、

冒険を続けているからなのでしょうか、

普通の人間の視点や考えから少しずれているというか、

一歩上の段階から見ているような、そんな言葉が多いような気がします。




今日も最後まで、ありがとうございました。




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Q:あなたは最近、冒険していますか?


夜眠れないほどわくわくして、でも少し不安で、

周りには反対する人もいて、
それでもやむにやまれぬ想いの冒険です。


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