私が仕事をしている会社は、
バンコクのビジネスの中心部のど真ん中にあります。
私達のフロアーで100人ぐらいの従業員がいて、
その中で日本人は40人ぐらいでしょうか。
やはり日本人ですから、
ほとんどの人は、一年に一回ぐらいは日本に帰省するんです。
そしてバンコクに戻ってきてから、いろいろな土産話があるんですよね。
温泉行ったとか、焼き肉食べたとか、お寿司食べたとか。
バンコクの日本食で、日本のクオリティーを求めたら、
日本の値段の倍以上はしますから、
どうしても食べ物の話になってしまうんですよね。(笑)
ただ、笑えない話がいつもあります。
みんなきまって口にします。
「日本は、雰囲気が暗い・・・」
「ニュースも悪い話しか流れないし、みんな暗い顔してる・・・」
自分の母国ですから、
そんな話を聞くとやっぱり悲しいんですよね。
タイの国民性があまりに楽天的過ぎて、
そんなタイで生活しているから、
日本とのギャップも普通以上に感じるんでしょうけど。
給料がどんどん下がっている。雇用はどんどん海外へ流れている。
若い世代は内向き思考で海外への興味も薄い。
格差がどんどん広がっている。
婚期が遅くなっている。独身が増えている。
子供がどんどん減っている。税収はどんどん減り続ける。
年金がもらえる見込みは無い。物価はじりじり上昇している。
国は借金だらけ。国債の暴落のリスクも論じられ、
ハイパーインフレのリスクも可能性としてある。
今回の震災で、政府やマスコミが信じられないことが明るみになった。
政治は具体的な日本の将来像を描けていない。
これだけ並べると、圧巻ですね。
パッと思いつくだけでもこれだけ挙げられますから、
明るく行きましょうなんて言ってられないわけです。
でもここまでひどく日本の事が、国内外から言われているからこそ
ベストを尽くして、天命を待つしかないような気がします。
個人では、最善の努力と防護策は取った上でということです。
日本国も、日本国民も下向いて落ち込んでいる場合ではない。
もう手を取り合って行くしかない、前に進むしかない。
生活レベルが下がる恐怖感を感じて生きるのではなく、
生活レベルが下がったとしても、どんな状態になったとしても、
笑って生き抜いていく覚悟をしなければならない。
生意気な事を言いますが、日本という国は、
戦後たかだか60年で急激に経済が成長しただけですよね。
日本は決して、ボクシングで言う「防衛チャンピオン」ではない。
いつから「防衛チャンピオン風」になって、勘違いしてしまったんでしょうか。
明治からずっと、世界に対して「挑戦者」の立場で来たわけです。
それを思い出さなくてはいけないのではないでしょうか。
そうすれば、政治も経済も教育も道徳もすべて変わっていくと思うんです。
そうすれば、日本の復活の可能性が見えてくると思います。
来年の1月には、私も本帰国します。日本在住の日本人になるわけです。
帰国したら、私も微力ながら日本という国に貢献できればと思っています。
今日も最後までありがとうございました。
皆さんに最高の明日が訪れますように。
****************************************************
経営コンサルタントのジェームス・スキナーの講演会
の内容(1時間以上)を無料でダウンロードできるページです。
↓ ↓
http://123direct.info/tracking/af/468904/mZ03mYms-xErXB8Jb/
ジェームスはアメリカ人ですが、落語もしゃべれるほど日本語が得意です。
外国人でありながら、日本で最高の講演者だとも言われています。
講演会音声のタイトルは、”ダイナミックな人生を生きる方法”。
この音声を聞けば、細かいことにとらわれず、
毎日をイキイキと過ごすことができるようになります。
私も何度も聞いていますが、オススメです。
http://123direct.info/tracking/af/468904/mZ03mYms-xErXB8Jb/