「人を助ける」
最終的にみんなここを目指すべきなのかあ、とふと感じました。
人間は、自己重要感が無いと生きていけないそうです。
自己重要感とは、自分が重要である、価値があるという感覚。
私はそれに少しプラスして、人に影響を与えているという感覚
と考えています。
自分が重要であると思えなければ、
生きる意味は永遠に見つからないと思う。
子供ができたお母さんが強いのは、
「自分が居なければ、この子は生きていけない。」
という強い感情から、自己重要感が湧き出ている。
子供ができた後、奥さんの性格が180度変わったと思うのは、
私だけではないはずです。(笑)
昔は、生きる意味が無くても生きていけた。
ご飯をお腹いっぱい食べたい、自分の家を建てたいなどの欲求があった。
だから、祖父母や両親の世代はみんな頑張れた。
でも、今の日本は食べ物は飽和状態で、雨露しのげる家もすでにある。
だから、上の世代から「今の若者はハングリー精神が無い。」
なんて言われる事が多いけど、
ハングリー精神だけで頑張る段階は過ぎてしまっていると思います。
じゃあ自分も含めて、次の段階の【生きる意味】を見つけるには、
何をしたらいいのか?
子供がいるお母さん以外の人、今の若い世代は、
どうやって自己重要感を湧き出させる事ができるのか?
「人を助ける」以外にないと、私は考えます。
自分の方向に矢印が向いている限り、それはできない。
人との関わり合いでしか、自己重要感は湧き出てこない。
家で頭を抱えて悶々としていても、自分には価値がある、重要である
と感じることができるのであればラッキーだけど、
そうはいかないというのが、34年間生きてきてわかった事。
意識を外に向けて、自分には何ができるのか?を問い続ける。
役に立てることはないだろうか?と問い続ける。
人を助けて、役に立つことを行ったときに感謝されて、
初めて自分は重要な存在だということを感じることができる。
感謝されなくても、良い影響を与えていると自分で感じるだけでも
充分だと、私は考えています。
それを積み重ねていって、生きていく。
自分の成功のために、人の足を引っ張ることでも、
自分だけ得をしようということではない。
悪口を言うことでも、仲間はずれにすることでもない。
自分たちの票が欲しいから、できないことをできると言うことでもない。
お金をもらっているから、偏った報道をしてもいいということではない。
人の幸せを助けること。人の役に立つこと。
人に良い影響を与えること。
世の中を見渡してみると、ビジネスはすべて人を助ける事で成り立っている。助けた対価として、お金をもらっている。
(軍需産業はなんとも言いがたいですけれど)
町の小さなタバコ屋のおばちゃんも、世界中にある有名なホテルも
お客さんにサービスを提供⇒お客さんを助けるという事で上手く回っている。
お金を貰えるのは、それ相応の人を助けているからなんですよね。
第一歩は、日常の本当に小さな事からだと思います。
おばあちゃんへ席を譲る。「大丈夫?」と同僚に声をかける。
重そうな荷物を持っている人を助けてあげる。
家族に愛情のこもった料理を作ってあげる、
家族に感謝のメールを送る。何でもいいんだと思います。
その積み重ねが大きくなった時に、
会社を作るとかそういうビジネスの道も見えてくるんだろうと思います。
学校で「一日一善」という事を習いましたが、なぜそれが重要なのか、
なぜそれをやる必要があるのかという事は教えてもらえませんでした。
その意味が、やっと34年かかってわかりました。
そう考えると、次の段階の【生きる意味】ではなくて、
今まで忘れかけていた事を、思い出してやるという事なんでしょうね。
わかるまでちょっと時間がかかりすぎました。
誰かもう少し早く、教えてくれれば良かったのになあ。
今日も最後までありがとうございました。
明日も最高の幸せが、皆さんへ降り注ぎすぎて驚くことを願っています。