今年も戦後81年にちなんだ特集番組が組まれた。その中で注目したのがTBSの報道特集だった。戦争トラウマ(PTSD)の問題を取り上げていた。
戦争トラウマ、言葉自体は珍しくはない。ベトナム戦争帰還兵のPTSDは広く知られている。だいぶ前になるが、府中グリーンプラザでアレン・ネルソンさんの話を聞いたこともある。
しかしその時は、戦争ばかりしているアメリカのことだろう、で終わっていた。果たして日本はどうだったのか、とまで考えは及ばなかった。
この数年、ようやく当事者たちからも語られるようになった。そんな折、「父と家族とわたしのこと」が、下高井戸シネマで上映中とのことが分かり、観ることとなった。
父から子ども、孫まで続く虐待の連鎖、隠蔽された戦争による神経疾患。日本にはまだまだ明らかにしなければならない負の遺産がる。