~妄想天国~ さくらとつぼみ 多分、最後のモテ期
さくら:明日、出かけると・・
いつになるか分からないけど・・
また、ここに帰って来てもいいですか?
早乙女:えっ😄💦
僕はいつでも 大歓迎だよ!
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次の日、仕事が終わって帰宅すると彼女はいなかった
私が仕事に出かける時は、まだ寝ていたが
彼女はちゃんと起きれたのだろうか・・
😳あっ💧
一抹の不安が、私の心をよぎった・・
彼女に渡したスペアキーが、玄関ドアの郵便受けに
入っていないか、恐る恐るを確認した
鍵は入っていなかったので、一安心である
鍵が入っていれば、それは彼女が帰ってこない事を
意味しているからだ .....💧
大理石の置物 カエルの親子
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それから以後の私は、ご主人の帰りを待つ愛犬のポチように
玄関で物音がするたびに一喜一憂した
玄関:ガタン!
早乙女:😃おっ!
😫なんだ、チラシかよ💢
そんなある日、早乙女一郎のマンションの前に黒塗りの
高級車が停まった
後部座席の紳士が運転手に
「すまないが一時間ほどしてから、迎えに来てください」
運転手:はい、わかりました
★愛犬一郎ポチの待つマンション
玄関の扉:<<<ガチャガチャ>>>
早乙女:😃おっ!
今度こそ、帰ってきたぞ!
玄関の扉が開き彼女が帰ってくるのを心待ちにして
いた私だったが、ここは平静をよそおい彼女を出迎えた
早乙女:お帰りなさい 春野さん〜♪
玄関には先ほどの紳士が立っていた
😩なんだぁ・・
継男(つぐお)おじさんかぁ
継男:「なんだぁ・・」は、随分なご挨拶だな一朗
彼女でも来る予定なのか?
そ、そんなわけ ないでしょう💦
継男:まっ、お前は昔から女性とは縁がないからな
失礼な、おじさんには言われたくないよ
継男:それもそうだな、私も独り身だったわい
ははははっ
おじさんは紅茶だったね、いま入れるから適当に
座っててよ
継男:はいはい、お邪魔するよ・・
☝️天の声:ここで、早乙女一郎と継男叔父さんについての説明
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★早乙女 一朗の説明書
ヒラノ物産 経理部 平社員 早乙女一朗 30歳 独身は、
大学在学中に交通事故で両親を亡くし
一人息子であった一郎が、早乙女財閥の莫大な遺産を
受け継ぐ事になってしまったが、
在学中を理由に早乙女財閥の運営権を拒否
理由は「僕は何千人もの社員の上に立ち、彼らの生活
を守るには、まだまだ力不足なので・・」と、言う事
だったが
その後・・一郎は東京大学の法学部を主席で卒業して
それなりに能力はあるのだが、現在も早乙女財閥の運営権を
拒否している
財団の筆頭にれば何かと面倒な事に日々を費やさなければ
ならなくなるので
多分・・ 面倒くさいだけなのであろう
そこで父の弟、継男おじさん(つぐお)に早乙女財閥の
運営全てを任せて、大学卒業後も自身は早乙女グループ
の子会社で気楽なサラリーマンをしている
日々の仕事も目立たないようにそつなくこなしているので
ヒラノ物産でも一郎の素性を知っているのは平野社長だけ
である
★継男おじさん/早乙女継男との関係
早乙女継男夫妻には子供がなく、奥さんも早くから亡く
なっているので、唯一の血縁である一郎を、我が子のよう
に思っている
与えられた仕事はそつなくこなし、日々
残業は一切せずに定時になると帰る
30歳になっても平社員の人畜無害の独身男
と、思っていたら
実は こんな 奴だったら、
どう思いますか・・
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😡仕事なんかしなくても、何不自由無く暮らせるのに
なんで・・会社勤めなんかしているのよ!
この国の為に、何かこう・・
出来る事があるでしょうに!
ムカつくけど💢・・ うらやましい・・ですな
できたら・・お金かしてよ、ある時払いの催促なしで
★ダイニングテーブルで紅茶タイム
一郎:で、今日は 何?
継男:なあ一郎よ、この女性なんだけど・・
どう思う?
継男おじさんのスマホを見ると女性の写真だった
一郎:綺麗な人だな・・ おじさんの相手にしては
若すぎないか?
継男:だろう・・
福原富美子(ふくはらとみこ)さんと言うんじゃが
この人は、現在28歳で夫がコロナ禍で亡くなった後
傾いていた会社を立て直し、一部上場まで押し上げた
才女でなあ
仕事でご一緒したが、控えめで器量も申し分なく
見た目と人当たりでは分からないが、肝が据わって
おるいい女じゃ
お前とはよく似た所があり、ワシは二人の相性は
良いと思うんじゃがのう・・
お前の場合はワシに全てを押し付けてトンズラ
こいたが、
彼女は諦めずに全てを引き受けた女傑であるがのう
10年早ければ、ワシの嫁にしたいところだが・・
なに分、ムスコ が言う事がきかんので
どうにもならん
はははははっ
何気にお前の話になって、写真を見せてたところ
是非、お会いして話がしてみたいと頼まれてな・・
一郎:え~~っ・・
これって!
今時、お見合い写真って、みたいな感じ? なの😅
😳あれっ・・ この人は・・
たしか スマホ、バキバキの・・
☝️天の声:お話は一ヶ月ほど前に戻りますが・・