脳の真ん中に左右ひとつづつある
側坐核(そくざかく)と呼ばれる小さな器官があります。
この側坐核という部分が働き脳内物質が
分泌することで「やる気」が出るのですが、
この側坐核はやっかいで、あなたがやる気を出そうと思っても、
なかなか活発に動き出しません。
では、どうすればこの側坐核が活発に働き、やる気が出るのかわかりますか?
・
・
・
・
・
・
答えは、「実際に動いてみる」です。
「宿題するの面倒くせ~な~」と気が重くなっていたにも関わらず、
実際に宿題をはじめたら、どんどん気分が晴れてきた経験ありませんか?
あなたが「ふと」思ったことを…素直に表現してみる
ほんの一歩 行動を起こすだけで、「やる気」は引き出され、やってくほど楽しいと感じ、
出来ている感じがストレスを無くし、やればやるほど脳が刺激され「やる気」が引き起こり、
どんどんプラスの方向にまわりだします。
逆に ほんの一歩行動を起こさないだけで、「やる気」は起こらず、
そのためにストレスを感じ自己嫌悪におちいり、どんどんマイナスの方向にまわります。
たとえば
「不安を克服できたら行動しよう」と考えていては、
人はいつまでも行動できず、理想ばかりが高くなっていくので、余計何もできなくなるのです。
次の、若者と老人の会話をご覧ください。
若者「僕は、ある女の子のことが好きなんです。電話してデートに誘いた
いんですが、断られるかもしれません。それが恐いんです。断られ
たら、どうしましょう?」
老人「断られることを避けたいなら、誘わなければよい。行動さえしなけ
れば、断られることもない。しかし、彼女をデートに誘うのなら、
断られるリスクを避けることはできぬのじゃ。」
若者「頭ではわかるのです。どんなことにも失敗する可能性があることは
わかっています。しかし、緊張で心臓が口から飛び出しそうです。
どうしたら、この気持ちが落ち着くのでしょうか?」
老人「気持ちを落ち着けたいのなら、その子に電話をかけなければよい。
その子のことをあきらめたら、すぐに緊張は収まるはずじゃ。」
若者「そんなー・・。その子をあきらめる気はありません。だけど、この
気持ちをなんとか落ち着けたいのです。」
老人「その子をデートに誘うことと、緊張しないことと、
どっちが大事なんじゃ?」
若者「それは・・・、その子をデートに誘うことです。」
老人「ならば、緊張しながら誘えばよい。震える手で電話をかけ、うわず
る声でデートに誘うのじゃ。」
若者「なるほど!震える手で電話をかけることならできそうです。勇気を
出してやってみます!」
老人「若いということはよいことじゃのう。ふぉっふぉっふぉー」
怖れや不安をなんとかしようとしなくても、
怖れや不安といっしょに行動すればいいと上記の会話は教えてくれています。
「失敗を怖れるな」なんて言われても、やはり失敗するのは怖いもの。
大切なのは、恐怖心を消そうとすることではなく、
恐怖心があっても 小さな行動を起こすことであり、
その動きを起こしたときに、はじめて 恐怖心とは別の
それにふさわしい感情が生まれてくるんですね。
とどのつまり
やる気のスイッチ(側坐核)は、動くことによって入ります。
やる気になったらやるんだ、と思っているようでは、
考えばかり膨らんで いつもで経っても動けません。
無気力になっている人は、エネルギーを使わないから衰弱してしまいます。
人は、動くから元気になるのであって、
エネルギーがないから元気になれないのではありません。
神との対話という本の中に
『何かを「しようと」するのはやめなさい。さっさとすればいい』
という言葉があります。
確かに 何かをしようとすると思考(緊張)ばかり膨らんでしまいますよね。
ですから 気になることを考えるのではなく、今できることをやること。
生きるとは 実感することであり、実感するとは行動(表現)することです
人って なんで感動するか知ってますか?
「私は生きてる」って実感するとハートが感動するんです。
その実感(気づき)がなくなると、わざと何かを起こして実感したくなるのです。
自分が主人公の人生映画…受身になっていたり、傍観者でいてはもったいない。
どんどん動き、実感し、気づき、感動を創造していきましょう
~踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損損~