「リップ・ヴァン・ウィンクル・・・ 小人に、何ていう酒をもらったんだ。できれば、俺も飲んでみたいなあ」
「覚えてます。ラム、コァントロ、それにレモンジュースを少々、シェイクするんです。わかりますか?」
犯人はそう言った。
刑事は何かを悟った様に、恐怖で顔を歪めながら…
「X・・・Y・・・Z・・・」
犯人「そう、これで終わりって酒だ」
いままで無表情だった犯人の顔が、まるで何かに取り憑かれた様な形相になり、

刑事の額に拳銃を当て引き金を引いた!!
カチッ…
静寂な列車内…
「ア…アハハ、あんたツイてる…」
これは計算された事か、それとも本当にツイていたのか…
とにかく、弾は発射されなかった。
犯人
「寝ますか?疲れたでしょう…僕も疲れた…眠りましょう…」
そう言いながら犯人は瞼を閉じた。
刑事はここぞとばかり逃げ出した!
しかし、背中越しに犯人の鋭い眼光と銃口がねらいを定めていた…
おわり
引用
松田優作は作品中一度も「まばたき」をしていない。目を閉じるシーンはあるけど「まばたき」は一度もなし。それは冒頭、コルトSAAを暗い部屋の中で弄ぶ約2分間の長回しでも、俺が日本映画史上屈指の名シーンと信じて疑わない夜行列車内でのロシアンルーレットのシーンの長回しでも徹底されている。恐るべき表現者だな。


野獣死すべし
出演: 伊達邦彦(男):松田優作
華田令子(女):小林麻美
柏木秀行(男):室田日出男
真田徹夫(男):鹿賀丈史
監督:村川透
公開年:1980年
YouTubeでこのシーンありますよ。
是非見て欲しい!
松田遊作の演技を!
追記
ここでは終わりにしてますけど、映画の方はまだこの続きがありますからそれはDVDでチェックしてね。