これまで1989-90期のカリフォルニア州2チームを紹介しました。今晩はサクラメントです。ミッチ・リッチモンドが来る二年前のどうしようもなく弱かったキングス。下積みが続き不完全燃焼だったアントァン・カーと苦労人スィードリック・トォニーをトレードでシーズン途中に獲得し人事では非凡なところを見せたもののひ弱さは拭えず、試行錯誤の続く89-90シーズンでした。
ー1990-91 Hoopsー
サクラメント・キングス:253-262, 327, 396, 428-431
327 D・マッタ監督 [途中就任]、253 #7 D・エインジ
256 #15 V・デルネグロ [裏]、260 #21 H・プレスリー
262 #23 故W・ティズデール、258 #32 G・カイト
255 #35 A・カー [途中加入]、257 #42 P・エリスン
90-91新戦力:431 #34/32 B・ウェニントン
背番号が2つあるウェニントン
先人はサクラメントも苦手でもともと彼のロットにはマッタ監督、エインジ、デルネグロの三種しかありませんでした。一方こちらも昔とった杵柄(TTM)でプレスリー、カイト、ウェニントンを提供。おかげで6種からのスタート。実はこのチームに関してはクリッパーズやレイカーズの様な努力をあまり強いられることなく比較的都合の良いロットがタイムリーに続々登場してくれたおかげで快調に揃っていきました。まあそこから遅々として進まなくなるんだけどw エリスン、カー、故ティズデールが次々に安価で来たのには驚かされました。
429 #45 E・レックナー [三角トレード]
そしてユタ時代は割高なのにサクラメント時代は割安なレックナーをブラックフライデー3割引セールで確保。結構行けるものですね。ちなみに上記の「三角トレード」ではレックナーとハンセン [Utah] がキングス、ジェフ・マローン [Washington] がジャズ、エリスン['89全米ドラ1/Sacramento]がブレッツへと移籍しました。
残るは:
*未収集*
254 #40 ランディ・アレン
259 #22 ラッドニー・マックレイ(弟)
261 #50 ラルフ・サンプスン(父)
※ここから90-91新戦力
397 #22 ライオネル・シモンズ
428 #20 ボブ・ハンセン
430 #2 ロォリィ・スパァロゥ
「こんな弱小球団」と呼ぶのは可哀想ですがなぜ彼らに16スロットも与えられたのか。特にそのうち5つがS2なのは失笑物です。シモンズが二束三文な今となっては本当に誰得な5枠ですね。ちなみに私が予想する最難関はランディ・アレン。彼さえ手に入ればコンプはもう目の前でしょう。
*おまけ*
監督&GM交代後、スミス移籍前にお目見えしたポスター
苦難に満ちたビル・ラッセル時代は終わった
ATLで"Doc"の戦線離脱をカバーした"Jet"
途中退任するビル・ラッセルGMが人事を頑張った名残なのか面子だけは半端に豪華なんですよね。彼のカリスマに惹かれて集まったのか。なのにあまり勝利に繋がらなかったのが悲しいです。ピークバリューは決して悪くない選手が揃っているんだけどなぁ。特にエリスンの不発&怪我がちは本当に効きました。