1989ドンラス特集 (88シカゴ・ホワイトソックス①) | 助っ人先生のブログ

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おひさしぶりです。こちらも梅雨入り、雨ですね~。雨をBGMに更新、今回は「シソックス」(Chi.Sox)ことシカゴ・ホワイトソックスです。怪我人を大量に出し、出場選手は総勢44名。大所帯ですね。集める方はたまりません。

 

*監督・コーチ陣ほか

故ジム・フレゴォスィ監督:71W-90L (1UDG)

故ウォルト・ウィリアムス一塁コーチ [元日ハム]

トム・パチョレック専属解説者(兄)

 

コーチ陣はまだまだですね。未収集はダイアー・ミラー、ロン・クラーク、故キャル・エマリー(元阪急)、グレン・ローゼンバゥム、故エッド・ブリンクマン、故ドン・ロウ。監督が比較的若いせいか当時40代だったひとが多いですね。とはいえ新任が11年前なので立派なベテラン監督ですが。あと「ウィンピー」パチョレックさんはこの年がフルタイムの専属解説としては1年目。"No Neck"(猪首)こと故ウィリアムスも88年新任です。

 

*先発投手陣

①メリィドォ・ペレェス(弟):32先発 197回

② ジェリー・ロイス:32戦/29先 183回

③ジャック・マクダゥウェル:26先発 158.2回

④ デーヴ・ラポイント:25先発 161.1回 [8/13移籍離脱]

⑤ ビル・ロング:47戦/18先 174回 2SV

⑥リッキー・ホートン:52戦/9先 109.1回 2SV [8/30移籍離脱]

⑦ ジェフ・ビティガー:25戦/7先 61.2回

⑧ショーン・ヒリィガス:6先発 40回 [8/30移籍加入]

⑩ジョォル・デーヴィス:5戦/2先 16回 [未収集]

⑪ ラヴェロ・マンザニーヨ:2先発 9.1回 [:新人]

⑫アダム・ピータースン:2先発 6回

 

残りの先発はパタァスン2試合、ジョン・デーヴィス1試合。彼らはリリーフ登板の割合が大きいため次回に紹介。ホートンやビティガーも似た条件ですが、投手だけで21人もいて先発数もそこそこ多かったため今回分に入れました。この先発投手陣には一軍での先発実績の薄い者や前年苦戦した者が多く、シーズンスタート時には不安しかありませんでした。開幕投手が87NL覇者のカージナルスから加入した便利屋のホートンというのも88年の混迷ぶりを象徴している様です。

 

*先発5傑:87年戦績 ([]内は所属球団)

M・ペレェス:3先発 10.1回 7.84ERA 1勝 [KC]

②ロイス:25戦/23先 119回 5.97ERA 4勝 [3球団]

J・マクダゥウェル:4先発 28回 1.93ERA 3勝 [ChiSox]

④ ラポイント:20戦/14先 98.2回 3.56ERA 7勝 [2球団]

⑤ ロング:29戦/23先 169回 4.37ERA 8勝 [ChiSox]

水色はメジャー初年度

 

開幕から6試合の5先発は:

ホートン⇒マクダゥウェル⇒ラポイント⇒ペレェス⇒ホートン⇒ロイス

 

実績だけならチームトップのロイスを6戦目まで使っていません。ちなみに4月まずまずだったホートンは5月早々に息切れし先発落ち。一方前年シカゴ加入後に6勝したラポイントは好調を維持し途中移籍までに10勝。14勝15敗ペースながら3.40ERAは先発投手陣トップです。勝ち頭は85年以来二桁勝利から遠ざかっていた39歳のロイスで13勝。5月9日の対オリオールズ戦で通算200勝も達成しています。旧年トレカ好きにとってロイスといえばレロン・リー、それくらい息の長い選手でした。

 

初期から既に翁面のロイス [1970Topps]