1989ドンラス再特集 (88ボルティモア・オリオールズ③) | 助っ人先生のブログ

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今日は当時のボルティモアで最も華やかな面である内野陣をご紹介。まず捕手陣ですが、ベテランのケネディが極度の打撃不振から正捕手の地位を危うくします。一方オークランドでスタインバックに正位置争いで敗れ自由契約となったところをボルティモアに拾われ4月5日電撃加入したテットゥルトゥンが攻守に猛アピール。捕手には困らない一年となりました。

 

*捕手陣

① M・テットゥルトゥン [捕75:665.2回]

② T・ケネディ(息子) [捕75:648回]

③ C・二コルス [捕11/右3]

 

当時のオリオールズではマレーに対する球団とファンの風当たりが大変厳しくなっていました。高騰する人件費と深刻なチーム成績の落ち込みに対する苛立ちが古参の最高給取りに向けられたと。結果88年は彼の第一期ボルティモア在籍最終年でもあります。

 

*内野陣


① エディ・マレー [一103/指58] (殿堂)

② ジム・トゥレイバー [一51/指31] (元近鉄)

① B・リプケン(弟) [二 146]

① リック・シュー [一4/三68/指7] (元日ハム)

② レネ・A・ゴンザレス [一1/二8/三63]

③ C・ワーシントン [三26] (新:元阪神)

④ ウェイド・ロゥドン [三4/左3/指1] (元広島)

① キャル・リプケンJr. [遊161/殿堂]

 

リプケン兄弟の二遊間はほぼ不動で戦いました。特にキャルはダントツ最下位に沈んだひどいシーズンにも関わらず、指名打者での半休を使うことなく全試合出場しており、控えのゴンザレスに任せたイニングがわずかに7。鉄の意志を感じます。まさに鉄人ですね。こんなシーズンなら少しは休んでもよかった気もするけど(苦笑

 

ちなみにゴンザレス内野手の上載左カード、名称「RCゴンザレス」となっていますが、彼のミドルネームはAdrian。RCはクラリネットのリードにあるゴンザレスRCに由来するあだ名のようです。監督かコーチあたりに付けられたのでしょう。本人が望まなかったせいか、実はRC表記がされているカードはこれだけみたいです。ドンラス、何やってんだよw