ガーデンバレイカントリークラブは太陽光発電所に | ゴルフ場探訪記 in 福島

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震災と原発事故で大きな打撃を受けた福島県のゴルフ場、様々な歩みを体験リポートする。

ガーデンバレイカントリークラブ(メガソーラーに)

2014年7月5日


福島県浅川町にあるガーデンバレイカントリークラブは平成24年9月24日閉鎖した。

福島第一原発から南西に約70キロに位置している。しかし原発事故による風評被害などで

利用者が激減、厳しい経営ともあいまって、ゴルフ場での存続を断念した。

閉鎖されたゴルフ場124ヘクタールは 台湾の大手企業の子会社 永和電力(本社 東京)が取得した。

このうち、3ヘクタールを不動産業のテンワスの子会社テンワスエネルギーが大規模太陽光発電所、メガソーラーとして整備するKとになった。

東日本大震災と原発事故で苦しんでいる地域に貢献するのが狙いだという。

その名は「テンワメガソーラー浅川発電所」。太陽光パネルを8288枚を設置。出力は2メガワットで一般家庭の500世帯が一年間に使う電力を生み出すことになる。

平成26年7月4日 テンワソーラー浅川「発電所が完成し、竣工記念式典が現地で行われた。この中で南文社長は「安全なエネルギーつくりに貢献できた」と胸を張った。



ゴルフ場の跡地ののこた部分117ヘクタールには永和電力が太陽光パネル6万7500枚を設置、「福島県太陽光発電所」として平成27年4月の発電開始を目指す。





ガーデンバレイカントリークラブは平成7年7月に開場、本社を横須賀市におく、日成工事グループが開発した。しかし、運営が厳しく、会員に全額返還して、パブリック運営に切り替えた。

その後は湘南信用金庫の関連ゴルフ場になったという。

全体にフラットなコースだった。高低差25メートル前後の台形状のところを縫ってホールが造成され、フェアウェイは広めてにとられていることからのびのびと打てた。バンカーの数が多く、グラスバンカーもあちこちに配置されているため、頭脳的なプレーが要求された



福島県の閉鎖ゴルフ場の次の展開はほとんどが太陽発電所だ。農地は法律の規制があるため、

簡単に着手できるゴルフ場跡地は格好の場となっている。