先日の中央高速の笹子トンネルの天井版崩落事故から1週間。
崩落の原因はやっぱり老朽化なのだろうか?

しかし、点検を怠ってたのだから人為的なミスという側面もある。

物理的に点検しずらい構造だったのはむしろ設計ミスといってもいいくらい。

アメリカだったら設計ミスとして突っつかれるのではないだろうか?

あの高速の橋が落ちたときもアメリカでは設計ミスとして追及されたとか。

日本ではあまり設計について追及する人はいないが、
それにしても点検が見た目だけというにはあきれ返っています。

打音検査でも本当に大丈夫かなと思ている私ですからなおさらか。


それにしてもいろんな施設を作っては来ているが、
作った後はそのまま知らん顔のお役所仕事がうんだ事故ともいえよう。

作るときはかなり大きな利権が転がってくるが、
作り終えた後はほとんど利権がないということでしょう。

決められた点検方式もしっかり確認することもなく、
ただ大丈夫という報告のみをうのみにする官僚体質が生んだ崩落事故と言えます。

なんといっても書類で提出した打音検査はされずに、
目視のみで点検したということですから。


見た目にもわかるような不具合ならばわかったなんていうことは通用しないんですから。


さて、問題はこの崩落現場だけでなく、他のところも危ないんではないかという懸念。

日本のトンネルもいろいろたくさんあるけれど、
多くはかなり年月がたって老朽化してきているというところ。

これらはどうするんでしょうかね。

30年も40年もたった老朽化したインフラはトンネルだけではありません。


原発も含め、老朽インフラをどうするか、
真剣に考える時期でしょうね。