今回の奈良でぜひ行きたかったお寺の一つです。

 

気合いを入れて、前日は大和八木のオープンしたばかりのホテルに泊まり(吉野からの流れですが)、翌朝近鉄で3つ先の桜井に向かいました。

 

駅からバスに乗るつもりだったのですが……バス、ないです。

いや、路線はあるんですが、安倍文殊院行きは2、3時間に1本しかない模様。そして駅に到着した時間からすると、あと1時間は来そうにないです。

有名なお寺だから交通の便は良いんじゃないかと勝手に思ってましたが、見れば駅周辺にはそれらしい観光客の姿も無く、お店も殆ど無いようです。有名なお寺イコール人気観光地ではないのですね。

 

徒歩で行くことにしました。

南西に2キロとのこと。地元の方に道を訊きながら(お寺の近くまで一緒に行って下さいました)、30分位で到着です。

 

受付で拝観券を購入し、客殿で抹茶とお菓子のお接待を受けます。

その後、本堂に移動して国宝のご本尊「渡海文殊像」を拝観します。

 

鎌倉時代、快慶作。日本最大7メートルとのこと。

柵や仕切りも無いので、階段上がって近くで拝めます。

文殊さまは美しいですし、お獅子はなんかかわいい💕

……やはり思い出すのは「仏像のまち」(笑)。

 

本堂の近くに特別史跡の西古墳があります。

玄室に入ると弘法大師作と伝わる「願掛け不動」が祀られています。

西暦645年頃の築造の石室は、きちんと切り揃えられた花崗岩がきれいに積み上げられていました。

 

文殊池。桜が散り始めていました。

 

この池の中に浮御堂がありまして、参拝者はここで「七参り」をします。

受付でもらった7枚綴のおさめ札(セーマンマークの付いた金色の硬券です)を、人生で避けたい災難を唱えながらお堂一周して正面のおさめ札箱へ1枚入れます。これを7回繰り返して厄災を払い七難を取り除くことが出来るとか。

……七難、具体的に思いつくのは意外と大変です。

 

浮御堂の中は霊宝館になっていますが、殆どが秘仏で、残念ながら見せてもらえるのは一部の仏様だけでした。

 

……「渡海文殊像のお寺」と言う予備知識しかなかった安倍文殊院ですが、名前が示すように安倍仲麻呂や安倍晴明の出生地だったのでした。境内には所縁の史跡が点在しています。

 

帰りは運良く路線バスに乗れたので、駅までラクチンでした。