本屋に行くと必ず『お片づけとお掃除』のコーナーを見て帰ります。
見た事のない本があると、ザッと立ち読みしてなんか新しいコトが書いてあると買ってたのですが。
少し前までは「捨てましょう」系の本ばかりだったのが、最近は「捨てるな」系のタイトルも目立つようになってきてますよね。
「何でも捨てろ捨てろ」と言われて最初ははりきってたけど、捨てることに少し疲れてきた人向けなのか。
最初から捨てたくないのに世間は「捨てろ」流行りで、捨てられない自分がなんか責められてるような気持ちだった人に寄り添う本なのか。
手に取ってみたわけではないので断定はできませんが、多分どちらかだと思います。
ただ、どちらにしても「捨てない」のはあくまで今、もしくは近い将来必要なモノで、あきらかなゴミやガラクタ(と、自分でも思うモノ)は一応全部捨てるという前提なのではないかと。その上で、「どーしても捨てたくないモノは無理に捨てなくてもいいんですよ」ということなのかなぁと推察します。
だってそーいう本を手に取る人って、部屋をキレイにしたい人ですよね? モノを捨てるのは抵抗あるけど、散らかった部屋を片付けたいという気持ちはあるんですよね?
……いや、もしかして「何も捨てたくないし、部屋も散らかってる。モノもすごく溜め込んでるけど、こんな私でも『そのままの君でOK』って肯定してほしい」って場合もあるのか?!
それはともかく。
「捨てない」本の中には、以前の私のように「大量のモノをいかに収納するか」系もあるかもですが、それにしても全く捨てずにモノが増えていけばいつか必ず収納しきれなくなる時がくるでしょう。なので「捨てない」というのは、「増やさない」とセットなんじゃないかと思うのです。
ーーー捨てたくないモノは無理に捨てなくていいけどその代わり、
何か欲しいものがある時に、それで代用できないか工夫してみる。
それを大切に使って、むやみに他の似たモノを買わない。
しまい込まずにとにかく使う。使えなくなったら諦めて捨てる。
などという事が書かれているのではないかと、勝手に想像している次第です。