そのモノ自体が必要なくなったから……捨てる。
新しくていいのを買ったから古いのを……捨てる。
この二つはいいとします、一応。
問題は「壊れたから」「古くなったから」……捨てる。
という場合です。
今まで使っていたモノが無くなってしまうわけだから、当然新しいのを買おうと考えますよね。もちろん修理するというのもアリですが、保証期間じゃなければ修理に出すよりは新しいの買った方が性能もいい上に安かったりするし。予算に余裕があれば前のよりは上級モデルを買い、なければとりあえず安いのでいいか、とか。
私ももちろんそうしてましたよ。「CD5チェンジャー、MDコンポ、ダブルカセット、ラジオ付ミニコンポーネントシステム」のCD部分にちょっと不具合が生じた際には『よし、思い切って全部捨てよう。これで棚の上もスッキリ』と潔く不燃ゴミの日に出して…………新しいCDプレーヤー買いました。「……だってCD聴けなくなるじゃん」
で、その後そのCDプレーヤー(ラジオ付)使ってるかというと。
かわいそうな位全然、全く、です。
いや、たまに、3ヶ月に1回くらい使うかな(笑)。
そもそも私は音楽をそれ程聴かない人間です(……バンドの追っかけしてたのに)
ラジオも今では全く聴かないし(……バンドの……以下略)。
アニメのドラマCDも買うだけ買ってロクに聴いてなかったり。
どうしても聴きたい曲があれば個別にamazonとかで買うし。
買った曲はmp3だし。
そもそもCDだってパソコンで聴けばよかったわけだし。
「何かモノが無くなった時、慌てて代わりのモノを手に入れるのではなく、それが今の自分に本当に必要なモノなのかをよく考えましょう」
という教訓が身にしみる一例ですね。
「ひとつ買ったらひとつ捨てる」はいいとして、「ひとつ捨てたらひとつ買う」の逆は決して「また真なり」ではないのかも。
……とはいうものの、今まであったのがいきなり全部無くなるのは不安だったりします。なのでせめて新しいの買う前に、しばらく無くても大丈夫かのお試し期間を設けてみようかと思います。