うーーーん(・∀・)

2013年の過去問をじっくり検証していたのですが、
いかんせん 1級の出題形式が変わってから
参考にできそうなものが2013年版しかない
というのは つらいな
(´ω`)
データの母数が圧倒的に足りない。


そんなこんなですが、私なりに
過去の出題形式から分かったことを
書いてみます(・∀・)力こぶ

素人の分析なので、
あんまりアテにしないでね!
自己責任で!! ><

問題と模範解答の全文は
美術検定公式で公開されています(・∀・)


きょうは
2013年の1級過去問から【問3】

西洋美術の宗教的な主題「ピエタ」を説明しなさい。
というもの(・∀・)

短文記述問題のひとつですが
ちゃんと説明しようとすると
なかなか難しいぞ!


まず、出題の意図を察するに、

西洋美術(しかも宗教美術)の
専門用語を正しく理解しているか


そして

それを記述する能力があるか

という所を訊いているのだと思います。


ピエタというと 有名なのは

ミケランジェロ・ブオナローティ
『ピエタ(サン・ピエトロのピエタ)』
1499年頃 大理石

以下、引用です

ピエタ<キリストの哀悼>
十字架から降ろされたキリストの遺体を膝に抱き、悲嘆する聖母像.死せるキリストを主題とする祈念像として特に中世末期、西欧各地で発展した.聖母以外に福音記者ヨハネやマグダラのマリアなどを加える場合もある.

『増補新装 カラー版西洋美術史』高階秀爾監修、第6版、2007年、美術出版社、p.239


模範解答を見ても、大体このくらいの説明が
できていればOKのもよう(・∀・)

模範解答の要点(しぐ調べ)は、
・ピエタ…イタリア語で敬虔、慈悲、哀れみを意味する
・キリスト教の新約聖書に基づく
・十字架から降ろされたキリストを抱く聖母
・聖母が悲しむ場面の聖母子像である

というかんじ


ポイント(しぐ調べ)は、
問題文で「西洋美術の宗教的主題」
簡素な表現の前提部分を受けて、
解答では「キリスト教の新約聖書に基づく」主題である
と、しっかり補って説明している!
(・∀・)

美術界隈で「西洋」の「宗教」といえば
当然にキリスト教を指すというのが
暗黙の了解と化していますけど、
それを言葉で説明するなら
旧約 or 新約 くらいは
書いておいたほうがいい
かもね(´ω`)

専門用語の語源は
使用言語・意味ともに
なるべく知っておきたいところパー


こんな感じで、
美術の専門用語を問う問題が
今後も出るのかどうか…(・∀・)
でも
日本美術の用語が訊かれる可能性もあるし


正直 この手のハナシは
自分の得意分野が来れば書けるけど、
そうでないときは いさぎよく
みずから ほろびる しかないのよね


「――最大の禁忌って?どういうこと!?」
「それをおかしたプルートは!? ――どうなるの!?」
「――プルート そのときは」
「みずから ほろびるでしょう」
『美少女戦士セーラームーン新装版(5)』武内直子著、2003年、講談社、p.157


\(・∀・)/
わーーーーー


本番で自爆するのはいやだ!笑
ふあんな用語があったら
定義を確認しておくとよいのかな…!

画像お借りしました
web gallery of artさま  http://www.wga.hu/


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