siestaのブログ
溶かした金属をたたいて延ばしていく。たたいてはなめしを繰り返す。そうすると密度の詰まった強い地金ができる。職人は一本のラフな塊の地金をとんかち一本でほぼ正四角形の棒にしたり、丸線を作ったりできる。これがなかなか難しい。力が偏るとひし形にどんどん曲がっていく。それを職人はまたとんかち一本で本の四角に治してしまう。


ローラーを使えば簡単に角線はできるのであろう。しかし職人は地金に聞くようにとんかちを入れる。硬さ、やわらかさ、なまり具合、しまり具合を確かめるように記憶していく。


かんかん打っていくと作っている実感が感じられる。一つのリングなりペンダントなりイメージが頭にあって各パーツのサイズをそろえていく。最初から最後までを手作りでしてすべてを知り尽くす。それを毎日繰り返し自分の熟練を高めていく。このきりのないとてつもなく広い空間のなかでやはり一歩一歩行くしかないと実感する。


昔線路工夫としてアルバイトしていた時のつながりもあって頂いたものだ。これは在来線の線路とは一回り大きい新幹線の線路を切ったものだ。みなさんも近くの線路を工事している会社に行って頼んでみるといいとおもいます。



はじめて銀の指輪を指輪を作って10年になる。


あっという間の10年であったし、これからの10年もきっと過ぎ去ってみるとあっという間だったということになるにのだろう。


あと20年が現役生活だとすると違う道で一からやり直すことはもうないのであろう。


これまでも上を目指して一歩一歩歩いてきたし、これからも向上するために歩いていくんだと思う。


ジュエリー業界はいま大変な帰路にあるんだと思う。それは他の業界でも同じことなんだろう。


有名な企業が相次いで経営危機になり、海外での大量生産されたものが大量に流れ込み、それを追いかけたところも方向転換を迫られ、国内の生産ルートも壊され、商品は粗雑になりアフターケアがなくなり、消費者のニーズといえば流行のファッション雑誌やマスコミの芸能人だということになり、本来の作り手と使い手が大きく離れてしまった。


作り手と使い手が密接につながることが一番いい。

いい仕事をして、使い手が喜んでくれる事が一番の幸せだ