昨年の震災により、保育所としての使用は不可能となってしまった為、
解体が始まると言われている4~5年先までは、自由に使って構わないという許可を
東松島市福祉課よりいただき、当会で借りる為の誓約書を交わし、決まりました。
子どもの環境を良くする為の、支援活動の「拠点」になります。
例えば、子ども向けのイベントを実地する団体の宿泊や、
内装をどこまで直すかにもよりますが、ここで子供向けのイベントを行うなど・・・
修繕に、どのくらい費用がかかるのか・・・
見積もりは、専門職の方々に聞いてから判断したいと思っています。
床は、この通り、既存の木製タイルは、ゆがんで剥がれてしまっています。
厚いタイル式フローリングの下は、ゴツゴツしたコンクリートです。
カーテンや、壁にはまだ、津波の水位が分るくらい跡があります。
この保育所では、震災当時、先生方が、児童を天袋に上げて助かりました。
押入れの中は、きれいに片付けられていますが、ベニヤはカビてしまったので、
貼りなおさないとだめですね。
学校や、保育所など、現時点で使用していない場所の時計は、あの日のまま時を止めています。
電気・水道・ガスなどは、もちろん当会名義で契約致します。
今月から、作業の合間に、こちらの修繕作業に入りつつ
一旦旧野蒜小学校(昨年お借りしたのと同じ教室)に活動拠点を移すことになります。
鹿妻地区センターは、今日(4月5日)荷物を運び出して、
お借りしていた部屋を出ることになります。
鹿妻地区の方々、お世話になりました。
鹿妻で受け入れてくれたからこそ、今があります。
活動拠点が移っても「鹿妻チーム」と名乗りながら、
今後も東松島市の復興に向けて、お手伝いをさせていただきたく思います。