当会の被災地支援活動について


3月15日に救援物資を詰め込み、気仙沼の施設に向かいましたが

国道4号をひた走り、284号で一関から気仙沼に、到着したのは16日午後10時すぎ。

一般道であったのと、埼玉で燃料確保に時間がかかったのと、渋滞で時間がかかりました。

食糧や生活用品、発電機や懐中電灯など運ぶことが出来たので、微力ではありますが、

気仙沼の児童養護施設の方たちの役にたてて良かったです。


物資を届ける事が目的だったので、すぐに埼玉に戻りましたが

家屋が全壊している地域などをみてきたので、

代表は、『ボランティア受入体制が整うのを待っていたんじゃ遅い』と判断し、

23日協力してくれるMさんと2名で再び宮城県に向かい、東松島市に入りました。

車で回って、被害のひどい地域でお手伝いするために代表が個人で交渉しました。


市ではまだ県外ボランティアは受け付けていない状態でしたが、

避難所にいた市議会議員の方に話をしたところ、市にかけあっていただき

市から正式にボランティアの許可をもらえました。


当会の拠点が埼玉なのもあり、ずっと宮城にいられないので、

埼玉と宮城を行き来する事になりますが、現地に向かうたびに連絡をしたり、

避難所の敷地内でテントを張って、現地の方に心配をかけながらでは迷惑をかけてしまうので

現地に当会のボランティアセンターを設置する許可をいただきました。


プレハブを建てて、当会でボランティアに向かう人たちが何時に到着してもいいようにしたいと考えました。

横浜の建設会社”岩野建設”の皆さん

当会会員の岩野さん

それぞれ1つずつプレハブを貸してくださり、設置までしていただきました。

会で持ち込んだ作業道具もまとめて置いておけるし、

ボランティアに参加していただく人達も、寝袋一つで寝れるので助かります。


敷地内に30人ほど身を寄せられる避難所がありますが、

小学校が授業を再開する頃には50人ほど移ってくる可能性があるとか・・・

先週予定していたことですが、7日の地震により断水になったため決定していません。

もし人数が増えた場合、プレハブは避難者の方にも使っていただくようにします。


現地の方々は避難所にお風呂がないので、

自衛隊の仮設風呂や、お風呂に入れる個人宅に借りに行っている状態です。

ですから、全然お風呂に入れない人もいるそうです。

先週、私は5日間お風呂に入れない生活をしましたが、5日でも厳しかった。

帰りの高速道路のSAで、せっけんで手と顔を洗った時は『さっぱり感』に感動すらしました。


いま、代表の高橋は、災害支援活動を始めたころから考えていた『お風呂の設置』をするべくなんとかならないものかと動き回っています。

原始的な方法で、ドラム缶でお湯を沸かし浴槽に注ぎ込むのでもいいから

現地の人にお風呂に入ってもらいたい。

現在、東松島には、50~60の避難所があります。

自宅にいる被災者の方々でも、お風呂が壊れて入れない人もいる。

炊き出しとか、やりたいことは沢山あるけど、当会でどこまで出来るんだろう・・・


長期に渡り不自由な生活の中、『普通の生活』が出来るように頑張っている人達。


当会の力だけでは叶わないことも、多くの人が力を貸してくれて行ってきた支援活動。

人と人のつながりが、これ程ありがたいと感じたのは初めてです。

物資の提供をしてくださった多くの方々や企業の方

支援活動費を寄付してくださった方々

応援してくださる方々の気持ちを、被災地に届けるためにも頑張ります!

ありがとうございます。