「どうして、無痛分娩なの？」
無痛分娩を選択してから、
たくさん聞かれました。
そして、この質問の後は
こちらの答えも聞かず
「痛みを伴ってこそ、出産だ」
「自然に産んであげるべきだ」
「麻酔なんて使って、子供が可哀想」
「下から産まないなんて…」
「親のくせに、楽をしようするな」
「麻酔は危険だ」
まぁ、いろいろ言われました。
未だにこんなに否定的に
言われるなんて思ってなかったし、
知識もなく
イメージだけでモノを言う人が多くて
ウンザリしました。
「出産前後の恨みは一生物」
って、よく聞くけど
友達にまで心ない言葉を投げかけられ
ぶっちゃけ、
これからの付き合いを考えてしまったよ。
逆に私は
「出産前後の感謝も一生物」
だと思っていて、
旦那や義母や実母や周りに対して
一生感謝していくと思います。
「○○であるべき」
これって、出産に限らず
人それぞれで押し付けるものではないと思う。
さて、今回
体験してみて分かったことは
無痛分娩と言っても
ちゃんと痛いです！
もちろん、下から産みます。
母子共に楽だと思います。
人工的に陣痛を促進しますが、
いつ産まれるかまでコントロール出来ないし
普通分娩の第一子の時も
お産が長引きすぎて
陣痛促進剤をたくさん使ったので
何をもって「自然」なのかわかりません。
私は前回、普通に分娩しました。
きちんと経験して、
「鼻からスイカを出す」痛みを知りたかったことと、
無痛分娩が出来る産院ではあったけど、
費用が高くて経済的に選択出来なかったためです。
結果としては、
お産に３日近くの時間がかかり、
ずっと陣痛が痛くて眠れず
痛くてご飯も食べられず
痛くて痛くてヘロヘロで
産んだ瞬間も
ドラマのように感動的な感じになる余裕なんて一切なく
「可愛い男の子ですよー」
って、看護師さんに
カンガルーケア（母子が裸で抱っこ）されても
むしろ、それすら辛すぎました。
体力も限界で、
その後もしばらく食事はとれませんでした。
長時間でさけ&会陰切開をしたため
傷口も長く痛み
後遺症のようにその後もトラブルはありました。
だぁちゃんが
三日三晩徹夜で付き添ってくれましたが
（一生物の感謝ですが）
大変な思いをさせたと思います。
当時は、会社員だったので
会社の配慮でお休みをもらえたのが
ありがたかったですが、
その体で４日目にお仕事に向かわせるのは
本当に申し訳なかったです。
…もう一回これは無理でしょ
痛みを知っている分、恐怖だって倍増ちぅ。
「痛くないよ」
無痛を体験した方のセリフは甘い香り。
試してみたい！
今回の産院は、無痛分娩の追加料金も安いので
選択肢に追加可能。
しかも、今回は里帰り。
父母は、お仕事をしています。
すぐに飛んできてくれるとは言え
もし連絡がつかなかったら！？
そもそも、私が電話をかけられる状況なのか！？
経産婦はお産の進みが早いと言うから、
父母の到着を待っていられるのか！？
お産では、救急車は呼べません。
地元には陣痛タクシーもないので、
いざと言う時に乗車を拒否されたら！？
上の子を連れて、痛みを伴って
入院の荷物を持って産院に行ける！？
立ち会い希望のだぁちゃんは、どうする！？
産後、母が急に何日も休んだら
お仕事先に迷惑をかけるのでは！？
とにかく、不安ばかりでした。
だから、
みんなに負担の少ないように
いや、心配性の自分が安心したいので
計画無痛分娩を選びました。
計画をたてるといっても
毎週健診の時に体の状態をチェックして
「じゃあ、来週なら」という感じで決まります。
それまでに陣痛が来たら
計画通りにはいきませんし、
夜中の場合は、無痛処置も行えません。
ただ、計画通りに行けば
上記の不安もありませんし、
旦那も立ち会えますし、
（旦那は雇われの身でなくなったので）
お休みやお仕事の兼ね合いもつけられます。
私が今回
計画無痛分娩にしたのは
こんな理由からでした。
何も聞かずに「いけない」と言う人には
『あなたではなく、私が産むんだよ！
方法ではなく、安心した環境で無事に産む事が一番だと思ったんだよ』
とは辟易しちゃって言えず
終始、苦笑いのマタニティでした。
※産院によって、めっちゃ異なります。
内容はあくまで、今回の私の場合に限ります。
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