物凄い寒さで何度も目が覚めた。
やっぱり靴下は大事だと痛感。
知らない土地に行く時はある程度の準備が必要だ。
暑ければ脱げばいい。
しかし寒いと着る物が無ければなす術が無くなってしまう。
この寒さだと今日も釣れないんだろうなと思いながら、嫌々寝袋から這い出る。
寒さは昼ごろまで続いたが、カザフの気候は目まぐるしく変わって行く。
昼以降はだんだんと気温が上がりだした。
ボーっと景色を眺めながらカッコウの鳴き声を聞いていると。
ゴツ
ゴッ！！！
ゴッゴッ！！
餌にナマズが触っている。
竿がいつになく揺れている 。
どうせ合わせても小さすぎて掛らないだろうと無視することにした。
ゴッ！！！！
ゴッゴッ！！！！！
これはもしや・・・・。
ジャー！！！！！！
けたたましくリールから糸が出ていく。
慌てて合わせると今までに無かった獲物の感触が糸から伝わってきた。
そして俺にも初のヨーロッパオオナマズが！！！
サイズは１，２ｍとお子様サイズだが、やはり最初の１匹は嬉しい。
掛った瞬間大きく首を振って抵抗しているのが竿先から伝わってくる。
なかなかのパワーだがスタミナが無い。
これが２ｍ前後になるとまったくの別物になるらしい。
Ｋ氏はここで２，３ｍを釣り上げた時に１，５ｋも下流に引きずられたらしい。
早くその強引なまでの引きを味わいたい。
その後も数匹のオオナマズが釣れた。
餌のジェリフも次々に釣れた。
カザフに来て４日目、やっと気分が良くなってきた。
正直このまま釣れないんじゃないかと思って焦った。
とりあえずナマズは釣れた。
あとはサイズＵＰを狙っていくだけだ。
気候もどんどん上向きになり、残りの日数で釣れそうな気配が漂ってきた。
気分は良いのに今日は風呂抜きだった。
毎日入らせてくれ！！！！
明日は必ずデカイのが来ると信じて寝た。
