司法試験を受けるに当たって必要になる一番の要素は、
「覚悟」
だと思います。
司法試験は2000人が合格するとはいえ、問題文は長く、また事実関係も複雑と、難易度は決して低くはないです。
その試験に合格するためには、人並み以上の、司法試験を目指したことのない人は決して想像できないほどの努力が必要になります。
そのため、ロースクールに進学すれば、同年代の社会人達と同じような恋愛はできないでしょうし(社会人は毎週末が休みですが、ロー生にとっては休日とはいえず、毎週一日デートしていては色々と苦しいでしょう)、趣味に割く時間も必然的に減っていってしまいます。
恋愛や趣味にかける時間を勉強に充てる覚悟…、苦しい選択でしょうが必要だと思います。
法律家になれば、依頼者は自分自身のことを信頼して、なんとか今の苦しい状況を打破して欲しくて、自分の下に来るのです。法律家としての自分の判断にミスがあれば、それは依頼者を更なる苦境に陥らせてしまうからこそ、法律家には重い責任感が求められ、だからこそ法律家としての資質・適性を図るために、困難な試験が用意されているものだと思います。
そのような資格を取得しようと思うのであれば、それ相当の「覚悟」は絶対に必要になるはずです。
ですから、勉強に打ち込む「覚悟」が必要であり、同年代の社会人と同様の生活をしながら…という受験勉強の姿勢では、なかなか難しいところがあるのだと思います。いわゆる「二兎負う者は…」状態ですね。
本当に、信じ難いほどの勉強量が必要になるので、それを乗り切る覚悟を持ってください。
3年生は今からでも遅くないでしょうし、これから入学を検討している人は、その点を心に留めておいてください。
そして、司法試験自体非常にキツいものです。
途中でミスに気づき、凹むこともあります。自分のできなさに絶望することもあるでしょう。
しかし、その中で、心を折らずに試験に全力をぶつける覚悟、当然必要です。
突然こんなことを言うのは、ここ数日間の間に会ったロースクールの後輩たち数人に、この「覚悟」が不足しているのでは?と感じたからです。
ろくに過去問(論文・短答)も回さず、択一模試では150点前後しか取れていないのに、無計画なまま「大丈夫」の連呼。
その根拠は何か?
全く根拠がないんですよね、まったくもってふざけた話です(笑)。
「覚悟」をもって臨まなければ、初回受験で合格しようと必死になっている受験生、さらには、2回目3回目のチャレンジで自身の人生を賭して死にもの狂いになっている受験生には、「絶対に」勝てません。
2000人、旧司の500人時代や、最後の100人以下時代に比べれば、多い人数のように感じますが、司法試験合格を目指す猛者達との競争に勝った2000人なんです。
生半可な「覚悟」では、勝ち残れません。
法曹になれば他人の人生を左右する決断をしなければならないこともあるでしょう。
だからこそ、今から「覚悟」をもって受験勉強に臨んでください。
僕は、この「覚悟」をもって修習前準備を行い修習に向かい、依頼者からの期待に応えらえるよう、責任を全うできる弁護士になれるよう、努力したいと思います。