例年より少し遅く香り始めた金木犀の匂いを楽しみつつ、
着々と新しい巣づくりをしておりますしづくですみなさまこんにちは。

SNSにあんまり結婚関連のことを書くと、
「あいつウェディングハイだな笑」
って思われて恥ずかしいかしら…
と思いつつ、
ブログなら「わざわざ読んでやろうか」って思ってくれる方しか見ないだろうし
あとから自分で読み返して「ふむふむそんなことあったな笑」って
懐かしがったりもできるからいいかな
ってことで、今日はお引越し・結婚準備のいろいろを記録しておきたいと思います!


まず、結婚が決まったきっかけなんですけど
ハッキリとしたプロポーズの言葉のようなものはありませんでした!笑
昨年、彼さんのおかあさまが亡くなられたあと
彼「自分の保険金の受取人、どうしようかな…」
し「そりゃ、ひとまずはお兄さんにしといたらいいんじゃないの?」
彼「しづくさん、なっとく?」
し「………それプロポーズ???」
みたいな話はあったんですけど、
(彼さんはわたしを さん付けで呼ぶ)
おもっきり仕事中の雑談ついでの会話だったので
「ちょっと!今のナシ!!聞かなかったことにする!」
って遮って。

それからおうちにちょいちょいお邪魔するようになって、
(それまでは肺癌闘病中のおかあさまが入退院を繰り返していらしたので
遠慮していた)
「もう、こっち住んだら?」
っていう軽いジャブのような言葉は何度かあって。
「せやなぁ。今年いっぱいくらいで移ってこよかぁ」
みたいなボンヤリ具合だったんですが。

今年6月くらい?に彼さんが会社で具合が悪くなって
救急搬送される事態が発生しまして。
それまでは付き合っていることを知っている人はほんの一部だったんですけど
救急車に一緒に乗ってってくれた社員さんに
「実は付き合っていて、鍵も持ってるんで、状況わたしに知らせてください」って連絡取ったり
その日のうちに「帰っていいよ」と言われて会社に帰ってきた彼さんを
一人で運転して帰らせるのはあまりにも心配だったので
早退してわたしの車に乗せて一緒に帰ったりして
だいたいの人にはバレたということもあり。

それまでのおかあさまとの二人暮らしから一人になって
家事は問題なく回せているものの
やっぱり淋しいのだろうなぁということもあり。

わたし自身も、
「身体や心がしんどいとき誰かといるのは避けたい」という人間だったのが
「この人はしんどいとき一緒にいてもしんどくならないし、
むしろいてくれる方がラクかも」って思うようになっていたし
なにしろ、長時間一緒にいてもずっと楽しくご機嫌でいられる相手なんです。
誰に対しても穏やかで、ほややんとしていて、
人間の負の感情を中和する、特異能力の持ち主だなぁって思うんです。
他人と生活なんて今さらできるかなぁって心配だったけど、
三年じっくり付き合ってみて、家も行き来して、
週末婚みたいに暮らしてみて、
「家族として暮らしていくのに、これ以上の人はいないな」
って思えたので、結婚することにしました。

「いつ、する?」
っていうちゃんとした会話をしたのは、仕事帰りによく行くはま寿司さんでした笑

付き合い始めも特にこれといった告白みたいなものはなかったし、
たぶん今後もこんなゆるっとした感じで、日常の中で、
いろんな話を進めていくのがわたしたちなんだと思います。
「年内?年明け?おかあさまの一周忌が終わってから考える?」
というところから、
「ぬるっと付き合い始めたから、結婚記念日くらいはちゃんと日を考えて決めよう」
ってカレンダーを開いて、
「いい夫婦の日とかもあるね、元旦に籍入れる人もいるし。覚えやすい日がいいかな」
みたいな話をして

ふと目が留まった11月の大安の日。
11月1日。
それは、わたしがここ13年ほどずっと好きで応援している俳優さんのお誕生日。
もちろん彼さんもそのことを知っていて
一緒に出演映像のDVDや配信番組を見てくれたりしているわけなのですが。
「ねぇ…推しの誕生日でも、いい?」
って聞いてみたところ
「ええよ」
と、快諾。
理解のある人でありがてぇー!!!!笑


そんな感じで入籍日を決め、

2ヶ月かけて愛車マーチに荷物を積んでは週末に降ろし、

むこうのおうちの不要品を片付け、
ときにはクリーンセンターというところへモノを処分しに行き、
(一日で二往復、なんと合計230キロのモノを捨てたwww)
(巨大建造物で「EVAがいそうやな」「あそこ、零号機の起動実験したところにそっくり」などとテンションのあがる二人でしたwww)

新生活に必要なものをこまごまと買い出しに行き、

その間には会社への報告や親への挨拶も済ませ、

今住んでいる部屋の掃除も少しずつ進め、

結婚指輪のオーダーもして、

先日はわたしの現住所の市役所へ転居届を出すところまできました。
(その隙間に楽譜をさらって、楽団のコンサートに出演して、
お誕生日を迎えて、という なかなかのハードスケジュール笑)

アナログ人間なので、
引っ越しにまつわる「やることリスト」をフセンにひとつずつ書いて、
スケジュール帳の「この日までにやる」っていうところにぺたぺた貼って、
終わったらはがす
という感じでやっています。
半分以上消化したぞー!


まず「絶対持っていくけど、今すぐ生活に必要ではないもの」から移動させたんですけど
そもそも運び込む先に受け入れる余裕がないと持っていけない!
ということで、彼さんのおうちのモノを減らすことから始めました。
自分たちの親世代から上の人たちって、
とにかくモノを溜める人が多いような気がしますが
『モノを大切にする』っていうのは『使わず長期間しまっておくこと』ではないと
わたしは思うわけで。
「まだ使えるね、でも、本当に使う?必要だと思ったらまた買えるよね」
「これは素敵だから、しまい込まず積極的に使おう」
を合言葉に、要・不要をサクサクと振り分けて
「まだ収納スペースに余裕があるね!」
と言えるラインまでモノを処分しまくりました。

もちろん、「これは思い入れがあるからとっておきたい」もあると思うので
彼さんと二人で「これは?これは?」と一つずつ確認しながら。

そして逆に「ああいうモノがあった方がいいかも」というものを
デートがてら見に行ったりして
「なんだかんだ言ってやっぱりコーナンなんだよねwww」
という結論に至って、何度コーナン(ホームセンター)に通ったことか笑
彼さんはDIYが得意な人なので、コーナンPRO(大工さんとかが行く、資材が豊富な方のホームセンター)にも行ったなぁ。
『大きいプラモデルの材料屋さん』みたいな感じでワクワクするんですね。
わたしが布屋さんでワクワクするのと同じなんやろな…
モノ作る人間が材料屋さんに行くのが楽しいのは、めちゃくちゃわかる。

玄関周りが夜になると暗いので、感知して光ってくれるライト(ソーラー電池の)をつけてくれたり、
ちょっと使いづらい高さのシャワーヘッド受け?を、最適な位置に増やしてくれたり
二人で生活するのに「ちょっとイイ工夫」をいろいろ考えてくれています。
防犯力を高めてくれるのは、守られているようで嬉しいし、心強い。


指輪については、
「式もしなくていいし、婚約指輪もいらないけど
結婚指輪だけはお揃いでちゃんとしたやつをつけたい!」
というわたしの希望により
ケイ・ウノさんというお店に行きました。
・指輪初心者の彼さんも違和感なくつけられる、つけ心地のいいものにしたい
・わたしは銀色・金色どちらのアクセサリーも持っているから、
どっちの色にも合うように二色とも入ったデザインがいい
・ぱっと見てお揃いとわかるものがいい
・力仕事で変形したり、長く使ううちに傷がついたり、体型によってサイズが変わったりしたとき、アフターサービスが気軽に受けられる方がいい
・アンティークデザインの透かし模様みたいなのが好きだけど、穴や堀りが深くて汚れや石鹸がつまるのはいやだ
(今どき固形の石鹸など使う機会はあるのかというセルフツッコミ)

…というわたしの希望とこだわりを丁寧に聞いてくれて、
アドバイザーさんとかなりデザインを煮詰めて、かなりイメージを固めたところで
デザイナーさんが入ってくれて、スルスルと白い紙に絵を描いてくれまして。
これが、見てて鳥肌立っちゃった。
めちゃくちゃ希望通りの柄だーかわいいーって思ってたら、
よく見たら二人のイニシャルの文字が柄になってるー!!!!!
っていうやつなんですよ。
一枚目ですでに二人とも「もう、これだよね!これにしよう!」っていう気持ちだったんですけど、二枚、三枚目が来た時に、
「えっ、どうしようめちゃくちゃ素敵!!!!!」ってなっちゃって。
一枚目と三枚目のデザインですっごく悩んで、
結局、彼さんとさんざん迷って迷って、三枚目の方にしました。
わたし、ほとんど即決できちゃうタイプなんですけど、
これは本当にどっちも好きすぎて困る!!!!のやつでした。

あと、内側に掘る刻印のデザインも、めちゃくちゃおしゃれなんです。
事前に予約してからお店に行ったんですけど
そのとき登録していた名前から、前もって「こういうの、いかがですか」って
デザイナーさんが描いておいてくれたもの。
結婚後は彼さん側の姓になるんですけど、その姓にはとある花の漢字が使われているので
その花の模様を入れてくれてたんです。
そのお花の花言葉まで調べておいてくれて。
「すごく素敵な意味だったので、入れてみました」って。
来店する前から準備してくれているなんて、すごく嬉しくて。
「それにします!!!(勢いよく)」ってなりましたよね。
早くお見せしたい!!!!


「結婚指輪は欲しい!」ってわたしが言ってたときは
「うん、いいよー」くらいで、特にこだわりもなさそうだった彼さんも
実際お店に行って試着したりデザイン描いてもらったりしてるうち
すごく楽しんでくれたようで。
「できるの、楽しみやなぁ」って、何回も言ってきます笑

希望を全部乗せこんでもらってフルオーダーして、
当初の予算よりはまぁまぁオーバーしちゃったんですけど
「式せんから他にお金使うとこないし、ここぐらいはこだわろう!お互いへの大きなプレゼントや」という形で、
他のお店に浮気することもなくその場で決めてきました。

入籍日にはちょっと間に合わないのですが、
「そのほんの5日ほどを急いでもらうより、
余裕をもって丁寧に仕上げてもらう方がいいよね」
という意見の一致でした。
なんかね、8人くらいの職人さんが関わってくださるんですって。
出来上がり、本当に楽しみ。


あとは、ちょこちょこつぶやいている通り、
大きな観葉植物をお引越しさせたり
使われていなかったベッドやダイニングのテーブルを使えるようにしたり
障子を紙からかわいい布に張り替えたり
寝室の扉に、大宮の鉄道グッズのお店で買ってきた 北斗星の『A寝台』のステッカーを貼ったり笑
一緒に楽しく暮らしていく準備を着々と。

そうそう、新姓のハンコも作ってもらいました。
ガラスの中にお花を閉じ込めてあるのが、人生初の実印というやつで。
もう一本の銀行印は、姓と一緒にネコちゃんが掘ってあるんです。
(ちゃんと公式に使えるそうだ)
印鑑レス化が進んでハンコを押す機会もそうそうなさそうですが、
二本いっぺんに入るケースをヨッチェルにおねだりしました。
コレ↓




婚姻届の証人欄には、よめのひーちゃんにサインしてもらいました。
ずっと仲良しでいてくれるひーちゃんの名前が、
自分の婚姻届に書かれているの、嬉しい。

提出まで、あともう少し!