心理カウンセラーPocheさんの著書

「あなたはもう、自分のために生きていい」

読みました。


とにかく優しい


文章が優しく包み込もうとしてくれる


ええんやで


そのままでええんやで


と母なる何かのように


ただ、この本は真面目で頑張り屋で大人の言う事聞く「いい子」として生きてきたけど、どこか不器用で自分に厳しすぎて生きづらさを感じている人向けという感じで


どちらかというと悪い子に分類され「いい子」になれなかった、そして「いい人」になれてない私には全力で肯定してくれる著者の言葉に罪悪感というか申し訳なさを感じました。

私はそんなふうに全肯定されるべき人間じゃない、と。


そんな私でも参考になった内容、こういう考え方もあるんだなと新鮮さを感じた部分、ありきたりな方法でも著者の解説で「なるほど~そういうことか!」と理解できたりもしたので、この方の他の著書も読んでみたいなと思いました。


『頑張って疲れを取らない』


美味しいものを飲む、食べる


心と身体どっちが疲れているか自分に問う

心が疲れている時は単純作業など考え事をしなくて済む時間を作る

体の疲れはとにかく寝るか横になる


『過去の失敗や嫌な記憶は置いといて、今のことを考える(未来の不安も考えない)』

今のことについて、どうしたら良くなるか?

解決方法を考える

今をどう過ごすか?について集中する


『自分に優しい言葉をかける』

不安そうで臆病な、小さな子供だった自分に声をかけてあげる

疲れたら、「ああ頑張った!」と言ってみる

捉え方を変える、普段使う言葉を言い換える


親の意見を自分に押し付けない、ラベリングしない


その場で自分が怒れなかった理由を考え、怒らなくて良かったと納得するまで考える、自分の判断を認める


納得できたら嫌な記憶を思い出す回数が劇的に減る。

頭の中で相手と戦わずに済むので疲れが減る。


過去のネガティブな記憶を思い出して、もっといい方法があったのではと考えるのは疲れる、嫌な記憶を思い出せば楽しいことを考える時間が奪われる


ネガティブな感情を持っても、なぜ自分はそう感じたのか自問自答して受け入れる


自己肯定感高めるには自分を否定するのをやめることが一番の近道、自責をやめる


こういう本でよく言われる内容であっても

この著者の言葉は頭にスッと入って「なるほど」

となりました。


あの時こうすれば良かったのでは?などと考えるのは建設的なことだと思ってましたが、過去は変えられないし同じこともそうそう起こらないので、もっと現在進行形のことに集中したほうが建設的だし、自己否定は誰も得しないので意識してやめるようにしようと思いました。


無理してポジティブ気取るより、まずは自己否定やめるとこからスタートしたいと思います。