「キングスマン」の流れを汲むスパイアクション。日本映画で犯罪を描くとヤクザものとか刑事ものみたいに特定の描き方しかできないけれど、世の中にはこうしてオシャレでカッコいい映画を作れる文化もあるんだよな。身も蓋もない言い方するとオシャレなタランティーノ作品のような感じ。
「ARGYLLE/アーガイル」
@渋谷シネクイント
監督:マシュー・ボーン
出演:ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ヘンリー・カビル、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソン、デュア・リパ、キャサリン・オハラ
知っている役者はジョン・シナ(WWE、UFCで活躍のレスラーで総合格闘家)と名優 サミュエル・L・ジャクソン、「ホームアローン」母親役でおなじみのキャサリン・オハラぐらい。あとは主役の2人+アーガイルも含めて初めて見るキャストばかり。
オシャレでカッコいいと書いたけど、それだけじゃなくて主役も悪役もみんなちょっと間抜けでチャーミングなのもいい。
何度も何度もどんでん返しがあって、その度に驚かされるんだけど、そのどれもが説得力があって、見る者を最後まで飽きさせまいとする迫力がある。
この映画の続編があるのならぜひ見てみたいし、なんなら劇中劇の「アーガイル」活躍をNetflixかDisney+でドラマ化して欲しいぐらいに思っている。