サッカー戦術の評論家、西部憲司「戦術リストランテ」シリーズの最新刊。  


ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティを筆頭に様々なビッグクラブや代表チームの戦術を紐解いていく。


ヨハン・クライフ→ルイス・ファン・ハール→ペップ・グアルディオラと続いてきたポジショナル・プレーの系譜。このデジタル化したサッカーをグアルディオラ監督自身が壊そうとしている。システマティックなポジションは完成されたかに見えるが、そこは人間のやることなので、いくら素晴らしい選手を集めても必ず綻びが出てくる。そんな状況を変えるものはなんなのか。


リオネル・メッシやアーリング・ハーランド、ズラタン・イブラヒモビッチ、ロメル・ルカク、キリアン・エムバペなど、戦術を超越する怪物の生きる道とはなにか。


今回も切れ味鋭く、丁寧に解説してくれる。そして、今すぐにでもいいサッカーが見たくなる。WOWOWオンデマンドでUEFAチャンピオンズリーグでも見ようかな。