岩井俊二監督の最新作「キリエのうた」をまだ見ていないんだけど、Amazonプライム・ビデオで3日以内に配信終了と知って、慌てて見たのがこの映画。
「チィファの手紙」
監督・脚本・音楽:岩井俊二
撮影:神戸千木
出演:ジョウ・シュン、チン・ハオ、ドゥー・ジアン、チャン・ツィフォン、ダン・アンシー
監督と撮影以外は全て中国のスタッフ、キャストで作った中国映画。
急死した姉の代わりに同窓会に出席して、今は作家になった初恋の人に会ってしまった女性が姉になりすまして手紙を書く。実に岩井作品らしいプロットだし、絵の世界観もまんまそうなんけど、舞台もキャストも中国だと甘さの中にもどこかカラッとしたテイストになるのが不思議だな。
この大人の女性(ジョウ・シュン=例えが古くて申し訳ないけど永作博美とか水沢アキとかテレサ・テンのような女優さん)が主人公なのかと思ったら、物語は一気に30年も遡り、中学時代の淡い恋物語、それも姉を好きな人をキューピッドのフリをして横恋慕する妹との三角関係(これも岩井作品っぽいかも)のエピソードが展開。かと思えば再び現在と、時間軸を行ったり来たりしながら進んでいく。しかも少女を演じる2人の女優もいいんだよ。
そんなこれぞ岩井俊二という世界観を中国の人はどう思ったのかなあ。受け入れてくれているといいんだけど。

