元チャットモンチーのドラマーで作詞家、作家の高橋久美子さんのエッセイ集。


一生のお願い。子どもの頃は切り札としてよく使ってたけど、もうそんなことで解決できるような場面に出くわさないな。ある意味大人の言いなりになるしかなかった子どもだけに許された特権だったのかも。


そんな半ば死語のようなような言葉とは全く関係ないかのように始まる表題作がすごい。気持ちよく流れる川の水のように出来事が展開する様は古典落語の名作のようだ。


カバーデザインも美しく、本として持っておきたい一冊だよ。