見たいと思っていた映画を所沢の映画祭でつかまえた。

「オーバー・フェンス」
監督:山下敦弘
出演:オダギリジョー、蒼井優、松田翔太、満島真之介、北村有起哉、優香

舞台は函館。妻子に捨てられ、逃げるように地元に帰ってきたが実家に戻らず、職業訓練校で学ぶ男。職業訓練校の仲間に連れられて行ったキャバクラで知り合った、かなりわけありの女に振り回されながら惹かれていく。

これを演じるのがオダギリジョーと蒼井優。美男美女とはいえ、なんか出会ってから上手くいくまでが簡単過ぎる気がした(月9ならワンクール使う 笑)けど、監督の描きたいのはそういうくっついた離れたではないんだというのは見て行けばわかる。

オダギリジョーは徹底して受け、蒼井優は徹底して攻めの芝居。この対比が不思議なトーンを作っている。

世代も環境もバラバラな職業訓練校の世界がまたいい。刑務所とは違うんだけどある種の閉鎖された抑圧がある。

松田翔太とか満島真之介も今まで見たことのない役柄に挑んでいる。

それにしても、この淡々とした話にちゃんとケリがつくとは思わなかった。それがなければ映画として成立しないか。


上映後はPFFの荒木プロデューサーを司会に映画のプロデューサー、満島真之介らを交えてトークショー。満島真之介が思いのほか饒舌で、しかもトークが面白いのは発見だったかも。