ちょうど読み終わったところで直木賞受賞とは(!)
「でも、私は私を信じる。私が私でい続けたことを、信じているの」
手がつけられないほど自己顕示欲が強くて傷つきやすい姉、自分の幸せしか考えていない母、家族から逃げた父…そんな家族を疎んじて見ないように接してきた主人公・歩。
下巻ではそんな歩がとても共感できないような薄っぺらくて酷い男になっていく。しかも絶頂期から転落して…
濃厚で鬱陶しくて、それでも切っても切れないのが家族。そして自分自身。
700ページを超えるページ数以上に人生を味わったような気分だ。
「すくいぬし」いい言葉だな。
