3日間なんてホント無為に過ぎていくなあ。



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映画化された小説があったとする。
できれば映画を観る前に原作を読んでおきたいし、それができなくて映画を観ちゃったとして、その映画が面白ければ原作を読んできた。

追体験したいんだろうな。
あるいは作品の世界をもっと深く知りたいというか。

でもこの「告白」に関しては正直読むのを避けてきた。
なんかあの怖ろしさをもう一度味わうという気になかなかなれなくて。



月日が経つうちに、「あのすごい物語はどういう原作から映画になったんだろう」と考えるようになって、読み始めたら一気に。


娘を殺された女教師が終業式のホームルームで衝撃的な告白をする。


そこから広がる波紋。
無自覚な悪意。

幼稚で狡猾な犯罪者。

これらが様々な登場人物たちのモノローグで語られていく。



もう映画を観ているので、これをどう映画にしたのかは体験しているのだが、ここまで人間の内面の怖ろしさが描かれた小説をよく映画に仕上げたな~と思う。

小説の時点で完成している。
これを再構築して、しかも単館系ではなく、エンターテインメントな映画としてヒットさせる。

すごいなあ。



前にも書いたと思うけど、2010年はこの「告白」と「悪人」の年だったと思う。
中島哲也と李相日。この2人にはもう好きなだけ予算を用意してすごい映画をばんばん作らせるべきだ。


脱線した。


この「告白」を読んで、改めて感じたのは松たか子という女優のすごさ。
冷酷にたんたんと、しかも教室内の生徒、そして観客をもねじ伏せる説得力。

彼女じゃなければこの原作を映画にはできなかったろうな。





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