「Flowers」

製作総指揮:大貫卓也

監督:小泉徳宏

撮影:広川泰士


主演:蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子


 

出演:平田満、長門裕之、井ノ原快彦、河本準一、真野響子、塩見三省



昭和から平成まで6人の日本女性の物語。



そう、女性キャストが資生堂TSUBAKIのまんまだ。

超大物アートディレクターが製作総指揮で、広告写真家が映像を撮って、CMと同じADKとロボット制作だから広告とほぼ同じ。


こういう女優がたくさん出てくる映画って上手く行かないんだよね~って思っていたんだけど、そこを上手くすり抜けて映画に仕上げている。


演技がすごく上手い女優と、存在感だけの人(つまり下手)がいるんだけど、これを上手く配置してる。

昨日の日記にも書いたけど田中麗奈の演技はワンランクあがってるね。


もちろん、蒼井優は上手いのでそこを上手く活用して印象づけている。

下手というか棒読みな女優もそれなりに特長を活かしてたし。


つながっていないようでつながっている。

オムニバスのようなストーリーが徐々にまとまってくる。


編集の後処理で退化したフィルムのトーンを出しているのも案外効いてるんだよね。

合成なのかセットなのかCGなのかまったくわからないんだけど、昭和の時代背景を見事に再現している。

そこはさすが「ALWAYS 三丁目の夕日」を作ったロボットが制作しただけのことはあるな。




まあこれだけ人気女優を集めただけで画がリッチになるし、こういう映画はそのエンターテインメントなところを堪能すればいいんじゃないかな。



連休明けに超大物アートディレクターと大御所フォトグラファーに取材することになっている(!)

なのでこの映画についてはまた書くと思う。


誌面でミニ特集をするので画像も手に入ると思うし。



最後にクイズ。

この6人の主演女優のうち、過去にシジが取材したことのある人が4人います。ひとりは蒼井優。あとの3人は誰と誰と誰でしょう。




シジマールの手~映画と本とサッカーと、あとライブが少し