よくも悪くも日本の合議制を完全に定着させたのは徳川幕府、ひいては徳川家康の意思決定方法にあるんじゃないかと思う。

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家康は何か物事を決める歳、家臣に徹底的に議論させ、それを黙って聞き、議論が出尽くしたところで家康が裁定を下すという形を取っていたようだ。このスタイルが幕府の老中の合議制などにつながっていたのではないかと思う。

この家康のMTGスタイルのメリット、デメリットを自分なりにまとめてみた。

【メリット】
・最終的な意思決定は家康が行うので、家臣は責任を追及される事無く、比較的自由に議論出来た。
・意見が自由に発言でき、議論が尽くされるので、家臣の不満が残りづらい。
・あらゆる選択肢を検討するので抜け漏れがない。(MECEになっている)

【デメリット】
・意思決定のスピードが遅い。
※豊臣政権への帰属を最後の最後まで渋っていた。
・家康のようなリーダーシップが発揮できなければ、事無かれ主義が横行し、中途半端な折衷案が通りやすい。
・責任の所在が不明確。


家康は祖父、父親共に家臣の謀反に会い、自身も数度、家臣の裏切りを経験している。三方ヶ原の戦いでは強硬的な積極策を家臣の反対を押し切り敢行し大敗している。

そのような失敗の経験を活かして、家臣から充分な意見を聞き、あらゆる選択肢、リスクを検討し尽くすスタイルが生まれてきたのだと思う。

KOJOKANのケーススタディのテーマとして、歴史上の人物のマネジメントスタイルを取り上げてみるのも面白い。