◼️国宝
重厚感のある映画だった。
歌舞伎は、1603年に京都で誕生したとが定説らしい。当時の関ヶ原の合戦から400年もの歳月が経っている。
主役は、キングダムの吉沢亮と、相方は、べらぼーの横浜流星
二人が織りなす明と暗が、幾度となく繰り返し、ストリーは知らない方が楽しめるので、原作は映画を観た後に読んだ方が良い。
歌舞伎は、世襲性であり実子重視ではあるが、それが故に幼少の頃から厳しく鍛えられる。
政治家の二世議員とは、訳が違う。
「曽根崎心中」や「鷺娘」など、舞台シーンが幾度となく登場する。舞台から役者目線の観客席へのアングルは、この映画の特徴の一つだ。
撮影は、チュニジア出身のSofian ElFaniが担当した。日本の伝統文化である歌舞伎を外国人のアングルで撮影しているからこそ、舞台から観た役者目線のシーンが撮影されたのかも知れない。
ちなみにこの人も原作を読まずに撮影に臨んだらしい。
人間国宝の役に、PerfectDaysで奇妙なパントマイムの役をやっていた田中泯(みん)が演じている。
冒頭の初めて吉沢に会うシーンで、顔が綺麗で、それが仇になるようなニュアンスの台詞が印象的だった。
歌舞伎は、当初は風俗を乱すものとして、男女が同じ舞台に立つことを禁じられていたそうだ。そのため男が女を演じる女形が必要となった。
スクリーン越しにみる吉沢は、女以上に女らしい仕草をする。
