3月に入って最初の土曜日の昨日に、
コンサートに行って来ました。
事前に最新アルバムをCDで聴いて予習して行きました。
生演奏は、Sextetに加えて、4人のゲストの総勢10人による贅沢なライブでした。
席は、前から2列目のアリーナ席でした。
リーダーのChris Bottiのメロウな音色は、オーディオで聴くものと変わらず期待通りでした。
オープニングは、アルバムと同じ「Danny Boy」からスタート
向かって右側のギターの旋律が、トランペットとマッチして良かったです。
生演奏は、オーディオと違って音の違いよりも、視覚で演奏を観ながら聴けるのが、私のような素人には、分かりやすくて良いです。
座席がステージの間近だったこともあり、Chris Bottiの演奏を至近距離で見れました。
非常に丁寧にトランペットを演奏する感じがしました。
無駄な動きやフレージングもなく、力みのない澱みないフレーズは、美しかったです。
ミュートをつけたり、外したりしていましたが、ミュートの有無をどこで使い分けているのか?私にはわかりませんでした。
4人のゲストの内、赤いドレスを着たバイオリンの女性が弾くストリングスは、Chris のトランペットの音色にマッチしていました。
リーダーは、もちろんトランペットのChris Bottiですが、リズムセクションのソロも個性的で聴かせる演奏でした。
特にドラマーは、アクロバティックな演奏で、力一杯にドラムやシンバルを叩くのは、見ていても迫力があり、そのリズム感に魅了されました。
目を引いたのが、ギターが総勢3人程おり、各々が何種類かのギターを使い分けていて、その音色の違いにギターの良さも感じました。
ゲストの二人目は、テナーサックスでした。トランペットとのフロント2管の演奏に加えて、ロリンズばりの豪快な吹きぷりのソロも堪能できました。
「Blue Giant」の宮本大ばりの演奏でした。
ピアノやベースは、音量的にあまり目立ちませんが、しっかりリズムを奏でており、存在感がありました。
ゲストの3人目は、黒人女性のボーカルで、茶目っ気たっぷりで場を盛り上げていました。
ゲストの最後4人目は、若手のボーカルもするギターリストでした。
Blue Note Tokyoは、なかなか行けませんが、N.Yへ行って聴くことを思えば、たまに行くのも良いのかも知れません。
記念に、最新アルバムのアナログを買い求めました。
自宅で聴いても、音色は生演奏と遜色なく、やはり生演奏を目の当たりに出来るライブ感が、オーディオにはない良さですね。
一方、オーディオは、演奏を何度でも聴けるのが、良いところです。
Live Report
https://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2024/03/01/chris-botti-3.html?