映画の現場は知らないが、CMの場合、タレント撮影は大変だ。
控え室に好物のお菓子や花束を用意するところから始まり、
待ちの時間が長くならないように段取りを組み、
「○○さん入りまーす!」の掛け声とともに、
スタッフが一斉にスタンバイする。
気持ち良く演じてもらうための環境づくりは重要だけど、
あそこまで「過剰な丁重さ」でもてなすのもどうなんだろうか、、と、
心の中で思っていたりはする。
とにかく気を遣わないといけない空気が充満していて、制作現場の人間としては、正直、面倒くさいことが多い。
その意味で、この映画はすごいと思うのだ。
とにかく豪華キャスティング。
単にビッグネームということではなく、原作を知っている人なら誰しも膝を打つであろう人選。小池栄子とかドンピシャすぎて笑ってしまった。
原作を忠実に再現するための「夢のキャスティング」を実現させていることもすごいが、タレント撮影の大変さを知っている者から言うと、これだけの役者陣を使った撮影現場なんて考えたくもない。本当にお疲れ様でした(笑)。
シナリオもキャストも、原作を知らないと何一つ楽しめない代物だけど、ここまで潔く割り切ってくれるなら、ある意味、心地よい。
