映像制作者の映像レビュー

★★★★☆


ようやく見ました。遅っ!!


父と祖母、二人を看取った実体験があるせいか、

ものすごくリアリティがあって、胸がつまるところも幾つか。


モッくんの演技は上手いし、山崎努も素晴らしい。

感情の変化を表情で見せられるから、台詞も少なくて済み、

その分、リアリティと行間が表現できている。


中でも特に気になったのは、モッくんが自らの境遇を語る

モノローグのワンフレーズ。


「何を試されているんだろう?」


これは、自分以外の何か、、運命とか神とか、

自分の力が及ばない大きなモノを意識している人の台詞。

ここに違和感と共感を覚えて、一気に主人公のキャラクターに

感情移入していった。


というワケで、極めて良質な日本映画ではあるが、

「アカデミー」とか「モッくんが発案の」とかの文脈がなければ、

あれほど大騒ぎするほどのものでもない。


賞の権威って、すごいんだな。

それって良し悪しあると思うけど。